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チームで臨む中学受験

我が家はツー太の中学受験にチームで臨んでいます。

夫はチームの参謀。全体の指揮官です。
ワン太(長男)は勉強を直接指導。
そして私はメンタル担当です。

もともとは伴走は私一人でした

ツー太が5年冬までは私一人が勉強指導・
スケジューリング・メンタル担当などなど、
受験に関することすべてを見ていました。
夫に相談することもありましたが、現場で指揮をするのは私。

塾のカリキュラムもスケジュールも把握し、
その週に出された宿題もチェック。
必要なネットで情報も集め、ツー太が家にいる時間は
ツー太の受験勉強のサポートに全力を注いでました。

なぜなら、このやり方で9年前、ワン太の中学受験を乗り越えたからです。親子二人三脚、完全伴走で結果、第一希望の学校に入学。
この経験があったので、今回も当然のように同じやり方をしていたのでした。

私一人の伴走が通用しなかった


ですが、今回のツー太の受験。
ツー太はワン太のようにはいきませんでした。

まずはワン太とツー太の性格の違い。
ワン太は素直な長男気質のため、私が「はい、計算。それが終わったら
社会の宿題ね」なんて言っても「うん、わかった」って言う子でした。

ですが、ツー太は「やる気がしない。やりたくない」と意志が強い
タイプ。
納得しないと頑として動きません。
時には拳を握りしめながら私を睨みつけることもありました。

当時の私は、そんな意志の強いツー太を叱ったり、怒ったりする以外に
うまく声かけをする術を知らず、
「そんなにやりたくないっていうなら受験を辞めなさい!」
「勉強はやりたくない。でも受験も辞めたくない!」
と感情任せのやり取りを何度も繰り返し、埒が明かない状態でした。

2つ目は、ツー太の行きたい学校が難関校だったこと。
難関校に行くほどの成績を取るには、親に言われたことを
素直にやるだけ、こなすだけの勉強では限界があるということを
ワン太の中学受験の経験を通じて肌感覚として持っていました。

なので、私がワン太と同じやり方で伴走をするのには限界があると
感じたのです。

そして戦略を変更

そこで大幅に戦略変更。
まずは私自身がコーチングを学ぶこと。
そして冒頭でも書いたように、私一人ではなく、家族でチームとなってツー太を支えるという体制に変えたことです。
(コーチングに関してはまた別記事で。)

勉強面に関しては、我が家の場合は9つ離れたワン太がいて、さらに幸いなことに大学の授業がオンラインになり、家での勉強を見ることができる環境にあるのが大きいですが、それ以外にもチーム戦になって良かったことがあります。

●誰かひとりに負担がかかることなく、余裕のある状態でツー太に寄り添える。

ひとりで伴走していると、どうしても感情と感情のぶつかり合いになります。3人で関わることによって、感情が揺れることがあっても共有するだけでも気持ちが楽になります。

●それぞれの経験に基づくリソース(強み)を結集することにより、戦略、取り組み方の可能性が何倍にも広がる。

私一人で伴走していた時は「私のやり方、私の調べた情報が正しい、だからそれをツー太にやらせる」という形でした。
でも、それだと限界があるのです。
ワン太、夫、それぞれの経験、情報、判断も加わることで、選択肢が増え、
ツー太の状況を見ながら都度、見合った戦略に変えるということができるようになりました。

●ツー太自身も家族みんなに見守られている感が強くなるにつれ、メンタルの安定、強さが見られるようになった。

3人で関わるようになって、よりツー太のメンタル、環境をよりツー太にとって心地良いものを用意できるような雰囲気になりました。
そうすることによって、ツー太も安心して発言したり、多少心が折れることがあっても、立ち上がる時間が短くなったように感じます。

この我が家流の取り組みが・・・

子どもたちが大きくなるにつれ、家族協同で何かを成し遂げることはだんだん少なくなっていきます。
特にワン太はもうすぐ社会人。
ツー太も中学生になれば自分の世界が広がっていくことでしょう。

だからこうして家族で何かを協力して取り組めるのは最後かもしれません。
ツー太の受験がどんな結果になったとしても、いま我が家が取り組んでいるちょっと特殊な1年間が、家族のいい思い出となるような時間を過ごせるといいなと思います。

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