折り紙で遊びながら学べること
(こちらは以前のブログで公開していた記事に加筆したものです。初出2021年9月)
折り紙名人と呼ばれて
はじまりは幼稚園の縦割り保育
娘は幼稚園で「折り紙名人」と呼ばれているそうです。
もちろん【その年齢にしては】という注釈付きですが、折り紙にハマっていくつも折り方を覚え、毎日練習しています。
もっとも、本人は作品を生み出すことに夢中で、練習とは思っていないと思いますが…
そのきっかけは、幼稚園の縦割り保育でした。
娘の幼稚園では正課後の預かり保育は、学年を超えた縦割り保育となっています。
(私は働いているので、娘は毎日預かり保育に通っています。)
そこで出会った年配のパートの先生が、折り紙をよく教えてくれるようです。
そして、縦割り保育なのでお兄さんお姉さんが器用に作品を作るのを見て、自分も作りたい!という気持ちを芽生えさせてくれたようです。
年少までに覚えて作れるもの
小学校受験の対策として取り組んでいるわけではないのですが、どうやら折り紙はお受験にも大事な要素の一つのようです。
持ちネタとして、5つくらい覚えて作れると良いと聞いたことがあります。
その点、娘は年少の時点で5つはサラッと作れるようになりました。
折り紙AO入試があればあれば良いのに笑
ただし、受験では簡単なもので良いとも聞いたので、凝り性の娘は時間オーバーになりそうだなとも思います。
○四葉のクローバー○ハート○ハートの指輪、腕輪○お花のメダル○ぴょんぴょんカエル○パックンチョ○チューリップetc…
チューリップやパックンチョは折る数も少ないので幼稚園児にぴったりですが、娘は割と複雑な四葉のクローバーから覚えました。
最初は角をピッタリ合わせられず、いびつな形のクローバーでしたが、だんだん綺麗な形に作れるようになりした。
やはり、「これを作りたい!」という気持ちが強いと上達するようです。
平仮名を覚えると時も「手紙を書きたい」という気持ちがあって上達した事を思い出しました。
折り紙で身に付くこと
娘は折り紙で遊んでいる、楽しんでいるだけですが、その裏では色んな能力が身に付いています。
巧緻性
角を合わせる、指アイロンをかけるなど、指先を使うことで巧緻性が向上し、脳の発達に良いそうです。
知力(図形認識力)
四角、三角など基本的な図形の組み合わせで形が成り立っている事を認識できるようになります。
言語(説明の読み方)
折り紙本の説明を読んで折っていくので、図も参考にしますが言語指示に従う練習になります。
数の認識・長さの単位
折り紙本によっては「1センチ幅で折る」や、「5ミリの長さで折る」など幅や長さの指示を細かくしてくれる場合があります。
娘は折り紙を通して初めて定規を使い、長さを計る経験をしています。
また、センチとミリなど単位が異なることで、10ミリ=1センチとなんとなく理解する機会を与える事ができました。
数の認識・分数
これも折り紙本によっては、「(この幅を)3等分したところで折る」などの指示があります。
または、「(通常の折り紙15センチ角の)1/4正方形を使う」などの表現にも触れられました。
折り紙という具体物があることで、分数のイメージが身に付くのではないかと思います。
おすすめ折り紙本
初めての折り紙に
幼児さんすう教室spicaの先生著作の折り紙本。少ない折り数で簡単な図形や折り紙の基礎を学ぶ事ができます。
図形能力が育つ
元七田式教室の先生による著作の魔法の折り紙シリーズ。
【考える力が育つ】【頭がよくなる】【集中力が育つ】と3冊あります。
平面多角形や立体を組み立てる事ができます。
図形に興味が無い子だと、作ろうと思うモチベーションが出ないかもしれないので、大人が作ってあげて図形パズルを自作すると、興味を惹くかもしれません。
かわいいキャラクターが作れる
いしばしなおこさんの著作本は、色んなキャラクターが作れて子供ウケがとても良いです。作り方も丁寧に説明されているので、一通り基礎の折り方ができる子であれば、説明を見ながら子供だけで作れます。
図書館には折り紙本がいっぱい
おすすめ本は買わなくても、まずは図書館で折り紙本を見てみてください。
とにかく始めることで興味がわく、好きになることもあるかと思います。
メリットしかない折り紙遊び、ぜひ日常に取り入れてみてください。
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