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Create Cat★#1

第一話 ポンコツ魔法猫

 ここはマジックアイランドの、魔法の町の隅の魔法の猫だけの町、
「マタタビ」                            
 僕は人間年齢で6歳。1000年前には魔法で厄災ドラゴンを追い払った由緒あるアシェラ家の猫なのに、マホウの「マ」の字もできない猫。名前はエンピツだ。                              
 創立200年の中流魔法小学校で入学式をしたばっかだけど、どれだけ僕が頑張っても学年でビリになる。…それどころか、学校の200年の歴史をもってしても…きっとこれからも、僕のこれからきっと得る、とてもとても不名誉を超える不名誉を手にする猫が誰もいないことぐらい僕は…いや普通のことだけど誰でも分かっていた。

・1時限目 白魔術               

 「みんにゃー!2組は1時限目からお楽しみの白魔術の授業ですよー!
 と、男の担任のスパーク=サンダー先生が言うと2組全員(エンピツ以外だが)が大声で歓声をあげたがエンピツだけが憂うつな気分になった。
先生が、
「記念すべき最初に習う魔法は…自分か、味方一人を回復する…『レーション』です!みんな自分の杖を持ち、こう唱えてください『我らに癒しの輝きを与えよ!!!』
 と、その瞬間、先生の杖の先から、緑色の癒しの光(触ると回復する)がでた。
 みんなも先生の真似をして杖をだし、呪文を唱えた。
 「我らに癒しの輝きを与えよ!!!
 みんなの杖の先から癒しの光がでた。
しかしエンピツだけ癒しの力のない光すら出ず、何にも出なかったのだ。

・閑話 食堂にて

今日は災難だった。
 「最初の魔法すら出来ないの?」
 と、優等生のスティッキに笑われたし、いじめられたからだ。まあこの話は置いといて、ご飯でも食べるか…と、メニューを見れば僕の好きな食べ物ばかり!!!!ネズミ丼にカリカリ(魚のすり身と小麦粉を豆乳で混ぜ、魚などの形にして焼いた、とてもおいしいおやつ)それに魔法魚(海岸などの海の近くに生えている魔法のマタタビをしばしば上陸して食べて成長した魚、酔った気分になれる。)などがあった。
 災難だったし、今日ぐらい奮発して情熱ネズミ丼(800MKマキを頼んでいいだろう。(MKとはマキと読み、1MK=1円)

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