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私の話

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#日記

妊婦を見るたび 可哀想に、と思っていた。

妊婦を見るたび 可哀想に、と思っていた。

妊婦を見るたび 可哀想に、と思っていた。

これから起こる不幸も知らずに。
ただ幸せを思い描き、頬を緩ませてベビー用品を眺めたりしているのだろう。

息をするのも苦しい妊娠期間を経た先にあるのは、終わりの見えない細切れ睡眠。不自由。仕事か女遊びか疑わしい夫の帰りを、泣きわめく赤ちゃんをあやしながら待つだけの生活。
夫と結婚することも産むことも選んだのは自分自身で、愚痴どころか自由に遊びまわる同級生

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雨音

雨音

  今日は朝から小雨が降っていた。
 仕事終わり、保育園の奥から元気よく飛び出してきた息子を「おかえり」と撫でて「お外、まだ雨降ってるよ」と伝えると、息子の目が輝いた。
 「歩いて帰りたい!」
 普段の通園は自転車か電車だが、今日は絶好の雨のお散歩日和だ。私と息子は、保育園から家まで徒歩20分弱の道のりを楽しむことにした。

 息子は雨のなかを歩くのが好きだ。たくさんの昆虫が描かれたお気に入りの青

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