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あの頃の思い出

今、フォロワーさんの「ららみぃたん」さんが「noteで文化祭」というイベントを催しています。


その中で「文化祭の思い出」を担当されているみらいさん。
今日はこのお題で記事を書こうと思います。


その日は、高校の文化祭でやる「劇」の稽古をしていた。
事前に決めた配役では私は端役であまり出番はなく、どちらかというと演出の方をメインで担当していたので、覚えるセリフも少なめだった。


普段はあまり目立つことはなく、人にあれこれ指示するなんて事はないのだが、この時ばかりは違っていた。
今となっては、それが一つの良い経験となっているのだから、学校での経験もバカにできないな、と思う。


ダメ出しするにしても、あまりトゲのある言い方では受け入れてもらえない。
かと言って、弱いトーンで当たり障りのない事を言っても、それもまた納得してはもらえないもの。


上手く相手をノセて、かつこちらの思惑を理解してもらう。
簡単なようで、これがかなり難しい。
特に主役級の人たちは、個性も自己主張も強く、時に納得してもらうまでには時間がかかることも多い。
そんなこんなで、稽古終わりがかなり遅くなり、気がつけば陽も落ちて外は暗くなっていた。


「かなり遅くなっちゃったね。今日はそろそろ終わりにしようか?」


クラスメイトに声をかけて、後片付けをし始めた頃、一人の子が私に話しかけてきた。


「さっきのアドバイス、すごく分かりやすかったよ。」

そう言ってくれた言葉がすごく嬉しくて。
その後、私のクラスの劇は、その年の文化祭で「演劇の部」の優秀賞を取る事ができた。
演者としては目立つことのなかった私だけれど、裏方として携わったものとして本当に嬉しかったのです。


そんな事を思い出し、今回のnoteを綴りました。





#noteで文化祭思い出コーナー

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