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紆余曲折

きっかけは一年半前の11月だった。


職場での人間関係は最悪で私は孤立していた‥‥
仕事上のトラブルが発生し、同僚と些細な意見の食い違いから対立してしまった。
私もそこで矛を納めればよかったのだが、売り言葉に買い言葉とばかりに「高価買取」してしまって‥‥


そこからパワハラという名の「イジメ」が始まった。
職場で過ごすのもいたたまれず、苦しい日々が続いていたある日のこと。
「関東の方で新規事業を立ち上げるのに、立ち上げメンバーとして参加してくれないか?」との話を受ける。
たぶん、私に白羽の矢が立ったのも、パワハラを受けている状況をずっと訴えていたこともあってだと思っている。


またその当時、SNSでも悲しい別れを経験して落ち込んでもいたのだが、その状況に手を差し伸べてくれたフォロワーさんがいて‥‥すごく力をもらっていた。
結局そのフォロワーさんとは後に疎遠となり、今ではお礼も伝えることができないのだが感謝しかない‥‥
本当にありがとう、あの時あなたがいなければ、私は潰れていたかもしれない。


そうして昨年から始まった関東での生活、新しい職場での刺激的な日々。
顧客との最前線でのやり取りに、時に理不尽な要求や心無い言葉を浴びせられ落ち込むこともあったけれど、その度に職場のスタッフやSNSのフォロワーさんに助けられ、ここまで過ごすことができている。


ここでの生活も2年目に入ろうとした2月の末、前の事業所に復帰してくれないか?との話を受けることになる。
これも突然のことではあったのだが、どうやら人員不足が発生したことと、その事業所でもいま私が担当している事業を始めるから、とのことだった。


前のパワハラの件があったので、少し不安はあったものの、上司の熱量と私の希望を最大限聞いてくれるとのことだったので、話を受けることにした。


今の職場での引き継ぎや、引越し準備に追われていた先日、風の噂で私が転勤するキッカケを作った人間が、異動になってもう居ないことがわかった。
どうやら私が転勤した後も、他の人間とトラブルを起こして職場での評価を大きく下げてしまったらしい‥‥恐らくそれが理由。


この一年半の間、ひょっとしてあの時「自分が折れて話を合わせていれば、今でも波風立たずに前の環境で過ごせていたのかな?」とか思う事はあったけれど、どうやらその時「対立」を選択した私の判断は間違っていなかったらしい。
結果、その後も周りと軋轢を生み続けたその人間が、今では評価を大きく下げているのだから‥‥そう思うと、これまで悩んでいた事がバカらしくなって。


引越しの荷造りも終わり、今の職場での日々ももうすぐ終わる。
少し寂しくもあるけれど、この先への期待値も実は大きい。
さあ、やるぞ!

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