hana/はな

東京大学にいるそのへんの大学院生。 書きたいことがあれば書きますがほぼ思考メモです。

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最近の記事

【書き散らし】「期待」が怖い

なんでも器用にこなせる人間だな、という自覚がある。勉強はつねにできる方だったし、コミュニケーション能力は高いと言われることの方が多い。音楽も美術も評定5から落ちたことがなく今でも得意で、料理も家事も苦手じゃない。運動に関しても苦手ではなく、運動会や体育祭を人並みに楽しめる程度の能力はある。強いて言えば語学とダンスと裁縫が苦手だが、人生において致命的な弱点でもない。 それでも、期待されるのが怖い 期待してもらえることは多い。小学校から進学校に通っていればそりゃそうという話で

    • 「努力」って何、「努力の才能」って何

      精神論的な「努力」って嫌いなんよ  「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」とか、「努力は必ず報われると自分が証明してみせます」といった格言をよく見るが、どれも「とにかくやればいい」というただの精神論に過ぎないのではないか?と思う。 どの言葉も結果が出たから言えることで、「努力したいけどできていない」「努力してみたけれどうまくいかず心が折れそうだ」という人にまっすぐ届かない。 もちろん「とにかくやる」のは必要なんだけども、「努力」

      • 【書き散らし】研究が進まない 

        研究が進んでいない。かれこれ5か月くらい。 焦っていないわけがない。それこそ1か月めからずっと焦っていて、なんとか進めようと文献を読んで、モデル論文を選んで、中間発表にあわせて発表して、そこで出た指摘をもとに背景を練り直して、今。 文献を読んでいなかったから読んだということではあるのだけど、果たして何が得られたか、自分でも分からない。読んだ文献の何を覚えているわけでもなく、思想が、思考が、どう進んだのか、どう成長したのか、何も見えない。 いや、こうやって何してたか忘れるからこ

        • 「相手に『伝わる』話し方」について考えていること

          池上彰氏のエッセイ「相手に『伝わる』話し方」を読んでいて、そういえば最近「伝えかた」に関わる考え事をすることが多いな、と思った。むしろ、そういう時期だからこそ手に取った本なのかもしれない。 本の一部(←重要)を要約しつつ、 そこから考えたこと2点を備忘録的に記録しておこうと思う。 「信用してもらう」こと「共通体験をもつこと」「教えを請うこと」と言っても、簡単ではないように思う。自分の時間を削る必要があるし、忍耐力も必要だし、教えを請うにしても、池上氏も触れていた通り、そこに

        【書き散らし】「期待」が怖い

          結婚ってなんだろうね

          大学院生になって、今年の誕生日が来たら24歳だなあ、と気が付いた。 ぽつぽつ、まわりでも結婚する人が出てきた。 幼馴染は気が付けば付き合って5年目ですでに結婚しているし、 小学校から大学まで同じの腐れ縁友人は付き合って4年目の記念日に入籍するらしいし、 研究室の同期は学部の卒業式の日に入籍したことを明かしていた。 公立小中に通っていればもう少し既婚者率が高いのかもしれないけれど、「男女ともに4年制大学に行くのが平均値」という地域の私立小中で育った私としては「もうそんな年な

          結婚ってなんだろうね

          「なぜあなたは大学へ行くのですか?」

          「なぜあなたは大学へ行くのですか?」 高校生の私は、きっとこう答えただろう。「視野を広げたいから」。 1.大学に入るまで小さい頃から地元が大好きで、東京が大嫌い。都会が大嫌い。地元が自分のルーツのすべてだと確信し、まさか大嫌いな東京に出ようなんて1mmも思わない。 某都市圏の端にある小さなまちの裕福な家庭に育ち、小中高と名門校に通わせてもらった。金銭面や文化的な面では全く不自由なく育ててもらったと今でも思っている。親には本当に感謝しているし、端とはいえ都市圏に生まれたこと

          「なぜあなたは大学へ行くのですか?」