びしょ濡れ万歳
基本的に、雨は嫌いだ。
なんか気持ちもどんよりするし、髪はうねるし。
基本マインドがハメハメハな私にとって
雨が降ったらお休みなので、出勤できたらえらいと思っている。
そんなわたしの大学時代の留学先は
何を間違ったか、とにかく雨の多い地域だった。
そして、あまりに降るから、誰も傘を差さない。
なぜかパーカーのフードが傘代わりになると思っているふしがあり
防水でもなんでもないフードをかぶって
みんな平気で全身びしょびしょで歩いていた。
こんなに濡れても人間大丈夫なのか…!と驚き、
意気揚々と試したら見事に風邪をひいたので、
それからは傘をさし続けた訳だけれど、
なんで傘さしてるの?とそれはそれは何度も聞かれた。
むしろ聞きたいのはこっちである。
ちなみに一緒に傘に入るか聞いても頑なに断られる。
どうやら傘をさすのは地元民としてのプライドが許さないらしい。
させばいいのに…と不思議でならなかったけど、
一方で、雨の中を涼しい顔で傘を差さずに颯爽と歩いていく姿は
なんだか少し憧れだった気もする。
どんより、土砂降り、そんな日に。
きっとまた風邪ひくけど、
もう一回くらい、濡れてみてもいいかも、なんて
懐かしい気持ちになった。
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