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元日に「えんとつ町のプペル」を観てボロ泣きした話【映画鑑賞録①】

あけましておめでとうございます。
年末年始で2キロ太ったことが判明し絶望しております。

 今回は元日に観た映画「えんとつ町のプペル」について書いていきます。
先に結論だけお伝えしておくと、素晴らしい映画でした。ボロ泣きしました。
※一部ネタバレ有のためご注意ください!

■「えんとつ町のプペル」とは?

 お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが作った絵本です。2016年に発売され、大ヒット作品となりました。そして2020年12月に映画化されました。

 機会あって絵本を読みましたが、王道ストーリーの中に魅力的なキャラクターや綺麗なイラストが加わり、非常に面白く読みやすい作品だと感じました。僕は子どもはいませんが、将来読ませてあげたいな、と思える絵本です。

あらすじはこんな感じです。

信じて、信じて、世界を変えろ。
厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノの 息子・ルビッチは、父の教えを守り“星”を信じ続けていた。しかし、ルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが現れ、のけもの同士、二人は友達となり、ルビッチとプペルは「星を見つける」旅に出ると決意する。父を 信じて、互いを信じあって飛び出した二人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?

動画で見た方が分かりやすいかもですね。

■終わってみればボロ泣き

 正直当初は観に行く予定もなく、妻に誘われて仕方なく…という程度のモチベーションでした。しかし終わってみるとボロ泣きでした。「マスク濡れてんな…替え持ってきてないけど大丈夫かな」と不安になるレベルで泣きました。たぶんこれまで観てきた映画で一番泣いた。
 僕だけでなく、観に来ていた大半が泣いていたような印象。なぜここまで多くの人の心を動かしたのでしょうか?

■涙腺爆発ポイント

 最終的に成し遂げたことはもちろん、その過程に大きく心を動かされる人は多いのではないでしょうか。

 個人的には、ルビッチの出航直前のお母さんの言葉で涙腺が完全に爆発しました。死別した夫から受け継いだ想いを信じ行動する息子に対し、深い愛情ゆえに「無理なことはしないで」と行動に制限をかけることもありましたが、最終的にはルビッチの背中を押してくれました。いやぁ、熱かった。

「これは母ちゃん命令だ。絶対に帰ってくるんだよっ!」

そのとき僕はこんな感じです。

泣いた

 また、最初はルビッチに立ちふさがる大きな壁だった友人「アントニオ」の存在もすごく心に刺さります。実はアントニオはルビッチの父親の話を聞いており、当初は星の存在を信じていました。しかし途中で諦めてしまったのです。夢を諦めてしまったアントニオには、夢を追いかけ続けるルビッチの姿は眩しく、嫉妬や憎悪の対象になっていたことでしょう。以下のセリフはそれを表していたように思います。

「星が見つかったら、あの日、諦めた自分がバカみたいじゃないかっ! 畜生!」

そのとき僕はこんな感じです。

泣いた

 夢を諦めた人は、夢を追いかけ続ける人の足を引っ張ってしまうような行動をとってしまうことがあります。現実世界でもよくあるような気がしますね。しかしアントニオも最終的に出航の手助けをし、背中を押してくれました。ドラ息子感すごいし、プペルめっちゃ殴るし最悪な子どもやん…と思っていましたが、最後はしっかりええ奴になる、というパターンですね。

■大人にこそ観てほしい

大人になるにつれ、社会の歯車として自分の想いを隠して生きている人は多いでしょう。そうして生きているうちに持っていたはずの「信念」や「夢」を失ってしまった大人も多いのではないでしょうか。かく言う自分もその一人です。だからこそ、信じ抜き走り続けたルビッチ達の姿に心が動かされたと思います。

 自分の人生を振り返ったときに、そこそこの満足感はありますが「自分のやりたいことができた」「○○を成し遂げた」という人生は、今のところ過ごせていません。

 自分は何のために生きているのか?
 どんな人生を送りたいのか?
今のままでいいのか?

そんなことを改めて考えさせてくれました。1年のスタートである元日に観れたのは大きいかも。

■魅力たくさん、舞台挨拶も

そしてストーリーを支える「声優陣」…特に芦田愛菜ちゃんや窪田正孝さん、小池栄子さんの熱い演技が素晴らしかった。絵本時代から定評のあった「イラストの美しさ」も圧倒されました。複雑な「えんとつ町」の風景を緻密に綺麗に表現されていました。

プペル声優1

プペル声優

 そして実は、西野亮廣さんの「舞台挨拶」も観ることができました。たまたまです。西野さんのこの作品に対する熱い想いや完成に至るまでの過程について知ることがでいました。こちらも凄かったので、また次の機会にでもご紹介します…

それでは。


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