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海老で鯛、ではなく海老で蟹を釣る?
夫不在・3日目。
車で一時間ちょっとの水族館に行きたいと子どもたち。雪が降ると運転するのが怖いので、冬には訪れたことがなかった。
子どもたちの目的は、水族館の外側にある。
水族館は海に隣接しているので、岩場にいろいろな生き物がいる。すぐに見つかるのが「カニ」だ。夏場は、バケツと糸と餌のスルメイカをもって、水族館内を一回りした後、閉園まで延々とカニ釣りをするのだ。
↓こんな感じ。
この日は雨。外でカニ釣りできる天候ではなさそう。しかし、長男はあきらめない。あきらめない男だ。面倒なくらいに。それにも関わらず、釣りセットをまるまる忘れてきた。気が付いた時点で引き返すかと聞いたら、「到着が遅くなるから、引き返すのは嫌。でもカニ釣りはしたい。」・・・やりたいことを決してあきらめない男である。やっぱり面倒だな。笑
水族館へ行く途中で、100円ショップを発見し、そこでバケツを買う。木綿糸も買う。(家にあるけど、使えるものだから良しとしよう・・・)と自分を納得させる私。「添加物の入ったスルメイカは、海を汚すから買えないなぁ。」と長男。ごもっともです・・・・。そこで、隣接しているホームセンターでカメの餌の「エビ」を購入。カニにエビ、いいのか?ま、いいか。同じ甲殻類だし。
水族館にバケツをかかえて入場口へ。長男が受付係の方に尋ねる。「あの~冬場もカニっていますか?」「カニ?海にいるけど、冬は雪で海辺にでられないのよ~。」
ガーン。
冬期は雪が多いので、外に続く場所は封鎖されているとのこと。うむむ。がっくりする長男。外の展示場にいるトドにも会えないらしい。娘、がっかり。館内にしょんぼりしつつ入ることにした。
しかし!神様の計らいか?!
「特別企画 続・蟹展」
夏に来た時、「蟹展」をやっていた。その続編展示である。深海のカニや、海辺のカニ、抜け殻、いろいろ展示されている。長男、嬉しそう。
タカアシガニやカラッパという、ハサミが缶切りの様になっているカニがいた。カラッパ、面白い。餌の貝を缶切りで開けるようにこじ開けて食べるのだそうだ。私たちが観ていた時には、一匹がもう一匹のカラッパを餌の貝殻と勘違いしたのか、こじ開けようとしていた。あの、それはアナタと同じカラッパですから・・・。
カニ、といって種類はたくさんあるのだな~としみじみ。
二男は、カブトガニを真剣に観ていた。カブトガニって不思議だよね。「ああいうかぶりものが欲しい・・・・。何かあったら、さっと隠れられるよね!」確かに。カニだけに・・・。長男がそんな母のオヤジギャクをさえぎって、「古代から姿をほとんど変えていないと言われている、生きた化石って言われてるからね。」とコメントくださいました。あ、ありがとうございます。べ、勉強になります。
北海道小樽市 おたる水族館
— 北海道の動物園・水族館 (@hokkaidozoo) March 17, 2020
2020年1月撮影
グイグイ動きまくるカブトガニ#北海道 #小樽 #おたる水族館 #小樽水族館 #水族館 #カブトガニ pic.twitter.com/heFzKsXj98
帰り際、展示してあったイソガニは水族館の近くの岩場で捕れたのかな?と疑問に思った長男が、受付で質問したところ、受付の方が親切に、「今、飼育員さん呼ぶから、聞いてみてね!」と内線で飼育員さんを呼んでくれた。
待つこと数分。飼育員さん登場。長男がいろいろ質問すると、丁寧に答えてくれた。カニを飼うのに適した水温、冬場はカニが海でどの様に過ごしているかを観たんだという話などなど。
そして、最後に「またおいでね!雪が溶けたらカニ釣りできるからね!お姉ちゃん!」と。長男も二男も髪が長いので、よく女の子に間違われる。みんな慣れたもので、そのままにしている。笑
質問があるということは、それだけ知りたいことがある、ということだと思う。そして、それに喜んで応えてくれる専門家。いいなぁ。こういう関係は。本当にありがたいなぁ。
学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!