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学校に行かないという選択。子どもたちが、地域資源を開拓する。#03

地域資源を活用する長男については、noteにも書かせていただきました。私も、日々、自分を耕しつつ、地域資源として子どもたちに活用される大人になりたいと思っています。




​地域資源とは・・・・地域資源とは、自然資源のほか、特定の地域に存在する特徴的なものを資源として活用可能な物と捉え、人的・人文的な資源をも含む広義の総称。


北海道も連日の真夏日。

こどもたちとのプール通いが続いています。

平日の昼間、毎日プールにやってくる小学生二人。

髪が長く、顔付きも年齢的にも、個人的にも、性別の判断がつきにくいようで、ロッカーの鍵をお借りする際も、

「男の子二人と女の子一人です。」

と説明しても、

「こちらでお願いします!」

と、女子更衣室のピンクの鍵を3つ渡されるのでした。

しかし、何回も通ううちに、受付ではブルーの鍵2つとピンクの鍵を1つ、説明しなくてめ、手渡されるようになりました。

はじめは、受付の方や監視員の方もなんとなく不思議に思っている様子でした。

「今日は学校は?」

と聞かれることも度々ありましたが、

私は毎回、「お休みなんです。」と、答えるだけで、別に説明の必要も特にないとおもっています。

長男などは「コロナウイルスだから休みです。」と言ったりしていて、私は心の中で「あのぅ…コロナウイルスで学校が休校ならば、プールには来られないのでは…」と思っていましたが、それ以上を聞かれない説得力がこの言葉にはあるようです。

…良いやら悪いやら。

できれば、違う単語を使った説明が出来る世情になるといいなぁ。

なんにしても、敢えて私やこどもが説明しなくても、それぞれで様々なシチュエーションを想像してもらえたら、それでいいのではないでしょうか。

学校休んだのね

とか

開校記念日かしら

とか

学校どうしたのかしら?

とか

なんでもいいと思うのです。

ただ目の前にいるこどもたちの姿から、何か感じ取り、それぞれ状況を想像する。

こどもだからと、ひとくくりにはできないし、する必要もないことを、なんとなく感じる機会があるだけでも、大人という地域資源は、開発・開拓の一歩を踏み出すことになるのではないでしょうか。

最近では、たまに一人でもプールに行く長男に監視員の方が沢山声をかけてくれるそうです。

「帰ろうとしたら、“あら、もう帰っちゃうの?さみしいわ。また来てね!”って言われたよ。」と。

ありがたいことです。

色々な場に通い続けることで、居場所って少しづつ増えていくのだなぁ…

そして地域資源としての大人たちの感性は、「なんとなく、聞いたことはあるけど、実際に身近には居なかった学校に行っていない子どもたち」との〈未知との遭遇〉により、知らないうちに耕されているのだと思います。

今日も暑くなりそうです。

さ、プールに行こうか!

学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!