客観的に書く?主観的に書く?アフィリエイトではどれぐらい自分を出すのがいいのか
アフィリエイトには客観的に記事を書くスタイルと、主観的に記事を書くスタイルがあります。
どちらかというとアフィリエイターは客観的に書くスタイル、ブロガーは主観的に書くスタイルの人が多いです。
では、記事の中でどれぐらい自分を出すのがいいのでしょうか。
最近の検索エンジンの傾向も踏まえながら、アフィリエイトで自分をどこまで出すのがいいかについて、僕なりの考えをお話していきます。
客観的に書く?主観的に書く?
こんにちは、サンデーです。
個人事業主5年目の専業アフィリエイターです。
アフィリエイトの記事を書いていると「どこまで自分の考えや思いを出していいんだろう?」と悩むことはありませんか?
正確な記事にするには事実に沿って客観的に書く必要がありますが、情報だけではキュレーションサイトのような面白みのない内容になってしまいます。
個人的な感情や思いを書けば人を惹きつけられますが、あまりにも主観的すぎるとただの日記ブログのようになってしまいます。
事実に沿って客観的に書くか、感情や思いを主観的に書くか、そのバランスで悩むことがあるんじゃないでしょうか。
これはどちらがいいというわけではなく、客観的に書くか主観的に書くかはジャンルや内容によります。
客観的に淡々と情報を羅列した方がいい場合もあるし、主観的に感情を交えて熱く語った方がいい場合もあります。
一概には言えませんが、ざっくりとジャンルで区切ると、客観度合いと主観度合いの重要性はこのような図になります。
左に行けば行くほど「情報」を重視する割合が高くなり、右に行けば行くほど「感情」を重視する割合が高くなります。
この中で、これから個人が参入するんだったら、「主観的な感情重視で書ける分野」の方が戦いやすいと思います。
図で言うと右の方のジャンルですね。
ただ、「情報」の割合が高い分野でも、そこに「感情」が入ることによってオリジナリティが生まれることもあるし、「感情」の割合が高い分野でも「情報」が入ることによって差別化につながります。
なので、これはあくまで「目安」として見ておいてください。
「客観的に書けるジャンル」と「主観的に書けるジャンル」について、もう少し掘り下げて見ていきますね。
客観的な情報が重視されるジャンル
客観的な情報が重視されるジャンルで真っ先に思い浮かぶのは、YMYL(健康・お金)に関する分野でしょう。
特に健康・医療情報は人の命にかかわるので、個人の意見よりも医者や専門家の客観的な情報の方が重視されます。
YMYLとは
「Your Money or Your Life」の略で、健康・医療といった「人の人生を左右するジャンル」のこと。より信憑性の高い情報が求められるため、GoogleはYMYLのジャンルに独自のフィルタを設けている。
正直なところ、YMYLジャンルはもはや個人で戦うのは難しいでしょう。
検索エンジンに独自のフィルタがかかっているので、個人での上位表示は非常に困難です。
YMYLジャンルについては、専門家に席を譲るのがいいかもしれません。
YMYLとまではいかなくても、金融や不動産などお金が動くシーンでも、客観的な情報が重視されます。
ただ、これらの分野で客観的な情報ばかり書いていると面白みのないキュレーションサイトのようなサイトが出来上がり、読者が定着しないのも事実。
読んで面白くない記事では精読率や回遊率が悪くなり、SEO的に悪影響を及ぼします。
そこで、情報が主体の記事でも「感情のエッセンス」を入れてみましょう。
「感情のエッセンス」を入れることで、無機質な記事が筆者の想いのこもったアツい記事に変化します。
たとえば「保険」に関する話題だと、残された家族に対する想いなど「自分の感情」を入れることで、記事に血が通ってきます。
(例)僕も自分が亡くなった後の家族のことを考えると、めちゃくちゃ不安になりました。最低限子供が成人するまでの間の生活費は必要だなと思ったんです。
保険に関しては、逆に「感情を入れてはいけない」という感情(主張)を入れるのも面白いですね。
(例)保険は人生で2番目の大きな買い物なので、たとえ家族が何と言おうと感情に流されず客観的な数字で判断すべき!というのが僕の考えです。嫁の反論もすべて数字を見せて納得してもらいました。
YMYLジャンル(医療・健康)では検索エンジンにフィルタがかかっているので、さすがに個人の意見では企業や団体に負けてしまいます。
しかし、YMYLから少し離れた分野では、個人の意見も加えると面白い記事に仕上がります。
客観的な情報が重視されるジャンルでは、少し自分を出すと企業や団体との差別化につながるんです。
たとえ情報が主体の分野だとしても、個人で戦うのなら個人的な想いも入れ込んでみましょう。
主観的な感情が重視されるジャンル
逆に、主観的な感情が重視されるジャンルとしては、エンタメ・グルメ・旅行などが挙げられます。
たとえばエンタメだと、作品の概要が書いてあるだけの記事は面白くないですよね。読者はもっと熱の入った記事が読みたいものです。
旅行だと、ただの道案内ではなく「ここの駐車場は空いている!」とか「ここの景色は見ておくべき!」といった、個人しか知らない穴場が知りたいものです。
あなたが「個人の意見を見たい」と感じる分野なら、自分を出す比率を高めた方がいいでしょう。
これらの分野では、自分を出すことで読者の満足度を高められます。
とはいえ、自分の感情や考えを述べるだけでは、ただの日記ブログと変わりありません。客観性がなければただの独りよがりになりますからね。
それらの感情の裏付けとなる「情報」を加えることで、初めて内容に信憑性が出るようになります。
まずは「情報」を集めるのが基本。そして「情報」の上に「感情」を乗せるイメージで作ってみましょう。
たとえば「ここの駐車場は混んでいる」というのなら、どの駐車場が混んでいて何台停められるのかといった裏付けが必要です。
感情だけでなく、しっかりと裏付けとなる「情報」が入っている記事なら、他のブロガーとの差別化につながります。
気持ちに任せてブログを書いている人は、このあたりができていないので、意識して書いてみるといいでしょう。
自分を出せる分野は個人との相性がいい
「客観的な情報が重視されるジャンル」と「主観的な感情が重視されるジャンル」を見てきました。
この2つのうち、個人がアフィリエイトで勝てるのは、主観的な感情の分野です。
これは「エンタメ・グルメ・旅行といったジャンルを選びましょう」という意味ではなく、「個人で勝てる分野で戦いましょう」という意味で言っています。
あなたの個性が企業を上回るなら、金融や法律の分野で戦っても全然構いませんよ。
ただ、「個人は個人が勝てる分野で戦った方がいい」という流れは、GoogleがE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を重視するようになってから特に強まっています。
E-A-Tとは
・Expertise(専門性があること)
・Authoritativeness (権威があること)
・TrustWorthiness (信頼できること)
人は客観的な情報を知りたいとき、画面の向こうに信頼できる企業や団体を求めます。
どこの誰か分からない個人よりも、名前の知られた大企業や政府機関の情報を信じるのは当然のこと。発信源が有名だと信頼できますもんね。
つまり、情報が重視される分野では、「その情報発信者が信頼できるかどうか」というのが、とても重要視されるんです。
逆に、主観的な感情を知りたいときは、人は画面の向こうに共感できる個人を求めます。
重視されるのは正確な情報よりも、「その人の考えや価値観に共感できるか」ということ。
無機質な企業からの情報ではなく、血の通った人間の意見を聞きたいんです。
なので、個人で戦うなら「感情的に語れる分野」で戦った方が、個人ならではのアドバンテージを発揮できます。
「言いたいことが山ほどある」「一晩中でも語っていられる」「人にアドバイスできる」
こういった主観的な感情を吐き出せる場所の方が、個人のアフィリエイトとは相性がいいです。
SNSと絡めて固定ファンを作ることも可能だし、今の時代にマッチした戦術を取ることができます。
ちなみに、感情を交えながら個人で勝つ戦い方は、↓こちらのnoteでも解説しています。
noteの中では「感情記事」という位置づけで紹介しているので、よかったら参考にしてください。
客観的に書くか主観的に書くかはその内容によりますが、感情の比率が高い分野の方が個人は戦いやすいと思います。
感情的になれる分野は人によって異なるので、自分が一番熱く語れるものを探してみましょう。
アフィリエイトサイトで発信できるのは「情報」だけではありません。「情報の発信」ばかりに目が向いている人は、このような「感情の発信」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
感情に目を向ければ、無機質なアフィリエイトサイトにも人間味が生まれてくると思いますよ。
P.S.
ちょっと抽象的な内容でしたが、今後のアフィリエイトの参考になれば幸いです。
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