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JCL第4戦「広島トヨタ広島クリテリウム」レースレポート

大勢の観客が詰め寄せる中で行われた「広島トヨタ広島クリテリウム」は、暑さや展開、コース特性によりサバイバルな展開に。唯一集団に残った憲人が15位となった。

リザルト

1位 トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)
2位 阿部 嵩之(宇都宮ブリッツェン)
3位 孫崎  大樹(スパークル大分レーシングチーム)

15位 西尾 憲人(那須ブラーゼン)


灼熱の中、市街地で行われるクリテリウム

広島ラウンド2連戦の2日目は、広島県西区商工センター特設コースにて、「広島トヨタ広島クリテリウム」が行われた。

天気は、快晴とはいかないまでも概ね晴れで、強い日差しが照りつけ気温が高く、昨日と同様にタフなレースが予想された。

コースを入念に試走する選手たち

那須ブラーゼンは、金子が集団に残った状態でスプリントとなれば、金子で勝負し、谷と憲人は逃げなどの積極的な展開に持ち込み勝負するというプランでレースに臨んだ。


中盤に逃げ集団が形成

レースは1周のローリングを経てスタートし、アタック合戦が始まるがなかなか決定的な逃げは決まらない。

4周目に入ると、憲人が勢いよく集団から抜け出し、単独で逃げ始める。

集団から単独で抜け出す憲人

しばらく単独での逃げ続けたが、中間スプリントの手前となる7周目には集団に吸収された。

中間スプリントを経て、集団からのアタックがより活発になり、12周目に8名の逃げ集団が形成。那須ブラーゼンからは1名も乗せられず、窮地に立たされた。

那須ブラーゼンが集団を牽引する

程なくして逃げ集団を捕まえるべく、チームで牽引を始めるがなかなかタイム差は縮まらない。先頭に選手を乗せていない他チームも牽引に加わり、周回を重ねていった。


後半にかけてサバイバルな展開に

暑さやコースの難易度などにより、集団は徐々に小さくなる。那須ブラーゼンからも、集団牽引で消耗した選手や、まだ本調子ではない金子が集団から遅れてしまう。

谷や金子も集団から遅れる

集団に残るのは憲人のみとなり、孤軍奮闘を強いられたが、逃げ集団を吸収するべく引き続き集団牽引に加わる。

懸命に前を追い続けた集団だったが、最終的には逃げ手段に届かず、後続集団でスプリントした憲人が15位となった。

後続集団でスプリントに挑んだ憲人



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