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三菱地所JCL第10戦那須塩原クリテリウムレースレポート

那須ブラーゼンの拠点となる那須塩原駅前でホームレースとして行われた那須塩原クリテリウムは、序盤から激しいサバイバルな展開に。序盤から逃げに乗り周回賞も獲得した勇人が、過去最上位となる5位でフィニッシュした。

1位 レイモンド・クレダー(チーム右京相模原)
2位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)
3位 中島 康晴(キナンレーシングチーム)

5位 西尾 勇人(那須ブラーゼン)


那須塩原駅前で開催されるホームレース

JCL栃木2連戦を締めくくる那須塩原クリテリウムは、今年もチームの本拠地である那須塩原の玄関口、那須塩原駅前にて行われた。


コースは3つのUターンと2つの直角コーナーを組み合わせた1.8kmのT字のような形のコースを25周する45kmで行われた。コーナーの連続する本コースは、加減速が繰り返されることにより例年サバイバルな展開となっている。

那須ブラーゼンからは、前日のグリーンシステムコーポレーション湧水の郷しおやクリテリウムの落車により3名が負傷し、4名での出走となった。スプリンターの金子を中心に勇人、竹村、新開で出場した。


集団スプリントになれば金子がエースを担い、勇人は逃げにチャレンジしつつフリーに動くという形でレースに臨んだ。

前日の落車を受け、西尾勇人がスタート前に安全宣言を行い、スタートラインに並んだ。


激しいアタック合戦の中で勇人が逃げに乗る

レースは1周のニュートラル走行を経てスタート。直後から勇人がアタックし、その後もアタック合戦が続く。


何度もアタックと吸収を繰り返す中、9周目に入ると各チームのエースが乗った逃げが形成。最後に飛び乗った勇人を含め、8名の先頭集団が集団と差を広げた。


集団では、後方に取り残された選手が続々と遅れる展開となり、序盤に前方で展開していた新開と竹村が遅れてしまった。



周回賞を獲得し最終局面へ

逃げは集団と25秒差ほどまで差をつけたが、決定的な差は開かない。

徐々に集団との差が縮まり牽制が入り始めた集団で、3回目の周回賞を勇人がうまく抜け出し獲得する。


残り距離が少なくなり、先頭集団では牽制状態となる。メイン集団は、キナンレーシングチームやスパークルおおいたなどの牽引により逃げを猛追し、残り3周で先頭集団を吸収。この動きの中で多くの選手が遅れ、金子も食らいついたが遅れてしまう。

ひとつになった集団からは、再びアタックがかかるが、決定的な動きとはならない。そのまま集団スプリントとなり、少し位置取りに失敗してしまった勇人は5位でフィニッシュとなった。




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