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こちらこそありがとう。

 娘が卒業し、息子が今通っている小学校は、かつて僕も通い、僕の母も通っていた学校です。
 そして在学中の子供達の親は、僕の同級生というパターンも結構あります。

 コロナがなければ今までの卒業生が校庭に集まるという70周年行事、大同窓会が行われるはずでしたが、これは中止の運びに。

 しかしそこは創立70周年の小学校。卒業生にもいろんな方々がいます。

 「僕らの七日間戦争」や「シティハンター」で僕らをどハマりさせたTMネットワークのメンバー、木根尚登さんと宇都宮隆さんは大先輩の卒業生。

 その木根さんが、児童から言葉を集めて、それを歌詞にした曲をプレゼントしてくれました。

 嬉しいですね。うちの息子(小三)なんか、「木根さん、俺らの親友」くらいのノリで僕に自慢してきます。笑

 ところが・・・、です。
 ところが・・・、Death。

 木根さんからは逆に、この曲のミュージックビデオを作って欲しいとのオーダーがあったらしく、大同窓会が行われるはずだった日程付近の平日、11/11にお披露目会が設定されたのでした。

 そこで、じゃミュージックビデオってどうやって作るの?ということで、かつて娘(中一)の担任だった先生から相談を受けたのが10/1。

 これすごくヤバイんですよ。僕一人で作ればできないこともないと思ったんだけど、これを児童含め、学校全体が満遍なく関われる取り組みとしてどう展開するか、というところからの提案を考えなければいけなかったんです。

 この時のスケジュールは以下。
10/1(木) 先生との初めての打ち合わせ。
      六年生に制作方法を説明する授業を担当することになる。
10/8(木)  授業当日。
10/11(日) 運動会。
10/13(火) 運動会も終わり、ようやくここから具体的な制作活動に入る。 もう1ヶ月切ってる・・・。
11/11(水)  お披露目会。

 運動会も終わり、息つく暇もなくミュージックビデオ撮影。編集する時間を一週間とると、素材集め・撮影は3週間もない。もちろん児童や先生方には、やらなければならない授業がある。

 提案したのはいいけれど、ハードルの高いことを言ってしまわなかったかとても心配でした。

 が、当事者のみんなはすごく頑張ったようで、無事にお披露目会にミュージックビデオを完成させ、当日来校された木根さんにも喜んでもらったようです。

 さてさて、長くなってしまいましたが、こんな色んなことがあってのミュージックビデオ作成でしたが、後日、子供達から僕のところに、完成した映像と、なんと六年生一人づつから手書きのお礼の手紙が届きました。

 「今年はコロナで修学旅行がなくなった代わりに・・・」
 「(撮影に使った)タブレットの充電が切れて・・・」
 「佐久間へ」(敬称をつけるの忘れちゃったんだと信じたい。)

などなど、涙と笑いなしには読めない素敵なプレゼントでした。

 娘の在学中を含めるとこれで3回授業をやらせていただきましたが、授業を受けてくれた子供達が何かを受け取ってくれたなら、こんなに嬉しいことはありません。
 
 こちらこそありがとうございました。
 先生方、本当にお疲れ様でした!

 
 僕の後輩でもある娘との関わりをテーマにした写真集も、ご興味ある方は是非。


 

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