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これだから水シャワーはやめられない

水シャワーも水風呂も苦手だ。
ただ、友人と仙台でサウナに行って初めて「ととのう」ことを身体で覚えてしまって以来、冷たさが苦手でもまたととのいたいと身体が求めるようになってしまった。
辛い食べ物が苦手だけどつい中本の蒙古タンメンは求めてしまいリピートする感覚と似ているだろう。

僕はサウナーと呼ばれる人達のように月に何度もサウナに行くことはなく、ガチ勢にはほど遠い。
むしろ水風呂が苦手過ぎて肩まで浸かるのに3分以上は掛かってしまうのでサウナー達の邪魔になってしまうのが恐れ多く公共のサウナに行くのはまだ抵抗がある。

サウナ室から出て桶に水を溜めて汗を流してそのままザブンと肩まで浸かってる人達を見ると本当に凄いなと思う。
おじいちゃんとかそんなにいきなり潜る勢いで入って心臓止まらないのかとヒートショックならぬアイスショックに心配しながら僕は一生懸命心臓付近に水を手で何度も当てて時間を掛けながら入っている。。

そんな中で出逢ってしまったのが水シャワーだ。
家で水風呂の練習をしようと家サウナをやり(家サウナについてはこのコラムとは別に書き起こしたいと思う。)冷水克服に励んだ。
紆余曲折あり水シャワーに辿り着いたのだが、サウナに行かなくても11月以降冬シーズンに入るとシャワー温度が概ね体感で15度前後くらいにはなってるので水シャワーを当たり続けてると水風呂に入った時とほぼ同等の効果感が得られる。
僕は予め44度くらいにして溜めた浴槽に5分前後浸かってから次のルーティーンに入る。

胴体、背中、脚、首、頭、脇…と身体全体で当たりつつ太い脈がありそうな箇所を丁寧に水シャワーを当てていく。最初は逃げたくなるくらい冷たい水だが段々温度を感じなくなってくる。最後の方は冷たくも温かくもないシャワー水の粒というか個体が身体に当たっている感覚で、「あ、これはもうととのえるな」というシグナルを第6感で感じたらバスルームから出る。

タオルで水分を拭き取り、段々と身体の血液が体を温めようと活発に循環し始め内側から温かくなっていくふわっとした”あの感覚”が訪れる。
“これだ、これを待っていたんだ、だから水シャワーはやめられない”
と思いながらととのっている刹那の時間を楽しむ。このまま眠りに落ちてしまう事も多い。
家に居て掛かるのは水道代程度でこんなに幸せで贅沢な気分を味わえるから、サウナーの人にもそうでない人にも是非やって欲しい #おうち時間 の最適解だ。

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