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テレビがない生活

先日は春日部にある実家に帰省していた。いつも通り溜め込んだドラマの録画を消化する母の傍ら僕はずっとスマホで本を読んだり、SNSを更新したりと何かしらしているのだが、ふと視界に入った俳優が全然分からない。知っている顔の俳優を観ても、あれ?この人名前なんだっけ、、みたいな。

僕が今住んでいる家にはテレビがない。だからテレビを観る機会というのは実家か友人の家でたまに観る程度の頻度だ。
YouTubeで動画を観ることもあるけど、広告は全てカットされてるので今話題の芸能人には本当に疎くなった。

10代の頃は父と弟がテレビ大好き人間だったのでそれに釣られて僕も観ていた。僕はあの何度も流れるCMや明らかにやらせな感じのコンテンツ、バラエティ番組が苦手で自分からテレビを付けて観るという行為はほとんどしてこなかった。
じゃあ何をして過ごしてたんだろうと振り返ってみると、当時野球をやっていたのでずっとグラブやバットに触れていたり、外へ走りに行ったり庭にバッターボックスとマウンドを作ったりして自己満足しているような少年時代だった。画面と向き合ってるよりよっぽど楽しかった。

そんな僕が唯一自分で付ける番組といえば23時から始まるnews zero(日テレ)だった。当時のキャスターは村尾さんと小林麻央や鈴江奈々、ホラン千秋、山岸舞彩だった。
世の中の動きからエンタメ、スポーツなどが1時間の中にキュレーションされていて重要なところがピックアップされた内容が詰まっているので気に入って毎日観ていた。逆に長い時間バラエティや試合などを観たりするのはかなり苦手だ。
感染症や雪、なにか事あるごとにテレビで煽って情報弱者からお金を巻き上げようとするビジネスモデルも好きじゃない。

因みに日テレをチョイスしたのはテレビ好きな父が巨人ファンで僕もいつの間にか巨人ファンになっていたので自然と4chからテレビを付ける癖が付いてしまっていた。
テレビを消す時も4chに合わせたまま消す癖が無意識にある。なぜか他の番組で消すのには抵抗があってこれは今でも変わらない、恐らく誰にも理解されない変な癖だ。

話は逸れたが、よくテレビ無しで家で何してんの?と聞かれるが逆にそんなにテレビ観るの?と返すと聞いてきた人はみんな黙ってしまう。

テレビを観ていた頃とテレビがない生活の今で全く生活において不自由する事がない。ニュースも今ではお気に入りのテレ東bizでWBSを広告カットで観てるし、映画を観たい時はスマホで広告カットで観れるし、目に入ってきて欲しくない広告が表示されず必要な情報だけ2倍速で観てる今の方が可処分時間を最大限有効に使えていて合理的だと思ってる。

僕が今プライベートでよく会う人達にはこの考え方を持つ人達が多い。時間に対しての価値観が似ている人が多いという事だ。そういう人達とは関係性も長く色んな観点で共感出来る事がある。

テレビがない生活、最初寂しいけど空間も人生もスッキリして良い。
“LESS IS NORE” 少ない方が豊かなのである。

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