【映画】最近みてよかった映画(新旧問わず)①
「ラブ&ポップ」(監督:庵野秀明 1998・日)
村上龍さんの原作を読んでいたので、アマプラで見つけて何の予備知識もなく鑑賞。素材がJKなのでお花畑みたいな描写だとすぐにやめようと思っていたが、のっけから、カメラアングルやカット割りのヘンタイさに息をのんで引きこまれた。クレジットを確認すると、監督はエヴァンゲリオンの人だった。実写映画第一作らしい。すべてのシーンが絶対にまともには撮らないという意思さえ感じられ、だからといってあざといわけではなく、何かそうする必然性のようなものを感じさせ、ストーリー云々よりも絵の連なりのコラージュのようで、最後まで飽きさせない。寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」と見たときの感覚に近かった。
「エヴァ」はだめだったが、これにはやられた。