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語彙日記

語彙日記をつけ始めようと思う。

その日新しく知った言葉の意味や漢字の読み方などを箇条書きでまとめ、時々自分の感じたことなどを添える。それが語彙日記。とりあえず現在の時点で記録している分をまとめて公開してみる。今後は週に一回のペースで公開するのが目標。

12/13(火)

・軍配(ぐんばい)
相撲の行司が、両力士の立ち合いや勝負の判定を指示するのに用いるうちわ形の道具。中世末から近世にかけて武将などが用いた指揮用の道具。
若林正恭「社会人大学人見知り学部卒業見込」

恥ずかしながら今までこの漢字のことを「ぐんぱい」と読んで生きてきた。濁音と半濁音は小さくて見分けがつかないことが多いので覚え間違いに注意。

・高座(こうざ)
演芸が行なわれる舞台の名称。 また、そこで演じること。
若林正恭「社会人大学人見知り学部卒業見込」

人生で1回は落語を見に行ってみたいと思う。

12/14(水)

・ラテ欄
新聞などのメディアにおけるラジオ番組・テレビ番組の番組表が記載されている欄。
若林正恭「社会人大学人見知り学部卒業見込」

なんでラテ?何故に飲み物?と思ったけど、「ラジオ・テレビ欄」を短縮した呼び方らしい。調べる前に自力で気づきたかった。悔しい。

12/15(木)

・インターセプト
相手が投げたパスを途中で奪い取るプレー(パスカット)。
若林正恭「社会人大学人見知り学部卒業見込」

https://youtu.be/JsaqlbagIyI

スカッと爽快なプレイ。ラグビーの試合観戦ってすごく面白そうだ。

12/19(火)

・口の端にかかる
人々の話の種にされる。 うわさされる。
三島由紀夫「潮騒」
・鬱金(うこん)
しょうが科の多年生植物。熱帯原産。根から黄色の染料が取れる。太い茎から幅の広い葉を出し、秋、黄色の花が咲く。ターメリック。
三島由紀夫「潮騒」

もらって鬱になる金ってなあんだ?答えは賄賂。

・無辜
何の罪もないこと。
三島由紀夫「潮騒」

この言葉を見ると、なぜか「北斗の拳」のラオウを思い出す。

・上框(あがりがまち)
玄関や土間において、“内と外”を分ける段差に取り付けられた横木。
三島由紀夫「潮騒」

三島さん、あなた一度建築業界で働いてたことあります?

・艱難(かんなん)
困難な目にあうこと。つらい目にあうこと。
三島由紀夫「潮騒」

一応「困難」は難しくも乗り越えられるものであるのに対し、「艱難」は苦しみを耐え忍ぶことに重点が置かれた単語らしい。オッパ、艱難スタイルっ。

・余映
残っているかがやき。 余光。 残光。 
三島由紀夫「潮騒」

同じ意味なら残光の方が好きかなぁ。

・煙(けむ)に巻く
一方的に言葉をまくし立てるなどして、相手に考えさせず、ごまかすこと。
三島由紀夫「潮騒」

「けむり」って読んでた。お前「けむ」って言うのか、可愛いな。

12/20(火)

・ざっくばらん
打ちとけて率直な態度をとり、隠しごとをしないさま。
荒川洋治「文学は実学である」

なんとなく知ってるんだけど、意味を聞かれても答えられなかったので調べた。

・詞華
表現を飾って美しくした言葉・文章。
荒川洋治「文学は実学である」

見た目が好き。ゴージャス感が増す。

・峨峨
山や岩などがけわしくそびえ立っている様子。
茨木のり子「倚かからず」
・鞍点(あんてん)
多変数実関数の変域の中で、ある方向で見れば極大値だが別の方向で見れば極小値となる点。
金谷健一郎「これなら分かる最適化数学」

うまいこと名付けたなあと感心。

鞍点

12/22(木)

・山門(さんもん)
寺院の正門。
茨木のり子「倚かからず」
・枯れ木も山の賑わい
つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。
茨木のり子「倚かからず」

使い方には細心の注意を払うように。

12/23(金)

・結構
全体の構造や組み立てを考えること。また、その構造や組み立て。構成。
三島由紀夫「潮騒」

「結構」を名詞で使ったことがない。副詞として使うのがほとんど。

・乳暈(にゅううん)
乳頭の周囲を取り巻く褐色・輪状の部分。乳輪。
三島由紀夫「潮騒」

三島由紀夫は乳だけで豊かな文章書きすぎ(褒めてます)。

・嘆賞
感心してほめること。
三島由紀夫「潮騒」
・小間物(こまもの)
雑貨のうち、荒物より小さく、こまごまとした、針・糸などの日用品や口紅・かんざしなど化粧品・装身具の類。
三島由紀夫「潮騒」
・汀(みぎわ)
陸地の、水に接する所。
三島由紀夫「潮騒」

水際(みずぎわ)から「ず」がどっかいっちゃった。

・一回性
ある事柄が一回しか起こらず、再現できないこと。
書を買おう、街へ出よう。 第二回「この物語はフィクションです」/斉藤壮馬
河出書房新社「スピン / spin」第2号 

「一回」に「性」を付けただけの造語かと思ったが、ちゃんと存在する言葉だった。

12/24(土)

・白皚皚(はくがいがい)
霜や雪などのきわめて白いさま。
茨木のり子「倚かからず」

「がいがい」の響きがちょっと厳つすぎて、個人的に白さがあまり伝わらない。けど使ってみたい。

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