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世界一やさしいデッキを目指す、人道に対する膿デッキ。

  もしたった5種類のカードでマジック:ザ・ギャザリングが遊べるなら、複雑なカードをたくさん覚えるという必要がなくなり、よりライトにマジック:ザ・ギャザリングの魅力をディープに感じられるのではないだろうか。今回は土地を含めても7種類のカードだけで組んでみた、世界一やさしいスタンダードデッキを作ってみたいと考えているスナガガです。

人道に対する膿とは…

  マジック:ザ・ギャザリングの最新エキスパンションで登場したカード。墓地と追放領域に《人道に対する膿》が多ければ多いほど強力なクリーチャートークンを生成するソーサリーだ。特筆すべきはこのカード、デッキに何枚でもいれることができること。極論行ってしまえば、《森》と《人道に対する膿》だけで60枚のデッキを組んでもルール上は問題ないと言うわけだ。
  今回は《人道に対する膿》を22枚いれることで、デッキのカードの種類を減らし、世界一やさしいスタンダードデッキを目指して見ました。

試作1号機

  基本的には《兎電池》と《太陽の執事長、インティ》で赤単アグロのような動きをかまし、三ターン目以降は《人道に対する膿》を連打して、肥大したウーズトークンで対戦相手を押しつぶすビートダウンデッキです。
    コントロールデッキやコンボデッキも考えてみましたが、22枚も《人道に対する膿》がデッキに存在していると、そもそもコントロールできなかったり、手札とテンポを失って、三ターン目に5/5トランプルを場に出したところで対したマウントも取れないという始末だ。

最高の相棒

  おそらくスタンダードで最も《人道に対する膿》と相性が良いカードは《太陽の執事長、インティ》だ。序盤に盤面を強化しつつ対戦相手のライフを削りつつ、手札にある《人道に対する膿》を無駄なく墓地に送ることができる。追放して使えなかった《人道に対する膿》も後の同カードの強化になるも嬉しいかぎり。《太陽の執事長、インティ》が初期手札になければマリガンでも良いくらいのキーカード

エンバレスの宝剣が教えてくれたこと

   トランプルと二段攻撃は強い。かつて《エンバレスの宝剣》というカードが教えてくれた教訓だ。今回採用している《太陽の執事長、インティ》や《人道に対する膿》のトークンはトランプルを持っていたり、付与したりすることができるカードだ。そこに二段攻撃を付与する呪文があれば最強である。そんな二段攻撃付与のために採用したのが《双業火》だ。この枠は正直ほかの優秀な2マナクリーチャーを採用しても良いと思いますが、それよりも突然の攻撃力2倍でライフレースを破壊したほうが勝率は上がったのだ。

ゲーム後半も殴り続けろ

    ゲーム後半になればなるほど強力になる《人道に対する膿》。しかしゲーム後半になればなるほど強力な除去によって、生きて次のターンを迎えるのが難しくなる。ならばすぐに殴ってしまえばよいと採用したのが《兎電池》。装備品状態なら全体除去を避けてくれるのも頼もしい1枚だ。

課題と使用感

  正直ランダムマッチですら勝率は40%なかったと思います。特に勝ちプランがかなり《太陽の執事長、イエティ》に依存しており、最初の七枚に《太陽の執事長、イエティ》がいるかいないかで、大きく勝ち負けが左右されました。なので2ターン目に《太陽の執事長、イエティ》以外の流れで勝てる道筋を見いだせれば、勝率50%ぐらいまでは行けるのでは?と野心を燃やしております。
   ただ追放領域の管理や換装、《太陽の執事長、イエティ》など、世界一やさしいデッキを名乗るには難しい能力が多く、初心者に勧めるのはどうなの?とはじめのコンセプトからの乖離を反省しております。 
  ただこのデッキの弱さを理解したとき、たぶんアグロとは何かを理解したときだと思いますので、アグロデッキのたたき台として遊んでみるのはいかがでしょうか?と偉そうなことを思うスナガガでした。

デッキリスト

デッキ
22 人道に対する膿 (MKM) 177
11 山 (MKM) 284
4 レンの決意 (MOM) 173
11 森 (MKM) 286
4 兎電池 (NEO) 157
4 双業火 (DMU) 149
4 太陽の執事長、インティ (LCI) 156

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