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初心者はジオラマからはじめよ!

   スナガガがプラモデルを作り始めた頃、初心者はよくスミ入れから始めろと言われたものだ。しかし数十年の時が立ち、道具や塗料が進化したことにより、その定石は風化したのではないだろうか。そして新たなる定石をスナガガは提唱したい。それはジオラマ作りから始めるという新たなる定石だ。

1000円もあれば土台は完成する

  正直スナガガはジオラマ作りの達人でもなんでもない。なんなら一回しか作ったことがない。それでもなんかそれっぽいものが作れてしまうのが、現代のプラモデル業界の技術力だ。
  まず最初に百均でプラ板や発泡スチロール、ポリスチレンフォームなどの土台となるものを買ってくる。シタデルカラーのアストログラナイトという塗料を塗る。この塗料の中に適度な粒子が混ざっており、それを土台に塗るだけで乾くとコンクリートのような質感を出してくれる。ほかのメーカーも面白い塗料を作っていると思うので探してみてほしい。この上にプラモデルを飾るだけでもそれっぽくなってしまう。

セリアのポリスチレンフォームとアストログラナイトのみ

百均とジオラマ業界はきっと癒着してる

  これだけだと彩りがなく、材質も一辺倒なので、味気なく感じてしまうだろう。一昔前だったら、ここに彩りを持たせるために、専用のウェザリング塗料やNゲージ用の草木、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズから小物を集めなくてはならなかった。しかし時代は代わり、なぜか百均がそれらの代替品を用意してくれている。
  百均のブラウンカラーの水性塗料を水で薄め、ムラをつけながら塗ればウェザリング塗料になるし、なぜかジオラマでしか使わないだろう、土草を表現する粉も売っている。小物に至っては、土管から、柵、石、一升瓶までなんで揃ってしまう。

なにが言いたいかと言うと

 まとめると、土台を用意して、専用塗料で地面を作る。百均で買ってきた石や、草を散りばめてボンドで固定する。汚し用の塗料や百均の水性塗料を薄めて、地面を汚したりする。これだけで完成してしまうのだ。
  ジオラマ作りの良いところは、高い技術にこだわらなくて良いところだ。地面を塗る時のムラも、汚す時のはみ出しも、飛び散った緑のチップも、なんそれっぽさになってしまう。そして何よりも劇的な変化によって達成感が味わえる。そしてこだわりだしたらどこまででも拘れる。そうやってプラモデルの沼にハマっていくことをスナガガはおすすめしたい。

ミニチュアが雑でもそれっぽくない?




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