re-born

丘の上から見下ろすと
ジュラシックパークの
映画に出てくるワンシーンのような
壮大な谷間が広がっています。
そこは果てしない数の
人と犬で埋め尽くされていました。

谷間から続く人と犬の長い列が
何か重要な出来事を予感させました。

次のパートナーは君かい?

スタッフらしい女性が
微笑みながら私に近づいてきました。
「こんにちは、あなたも
次に生まれ変わる世界への
手続きをしに来たのですね。」

私は戸惑いながらも頷きました。
「あなたは4月の上旬に生まれ変わる予定です。
おめでとうございます。
先に抽選を行っておきましたから。」

彼女は続けました。
「あなたの次の人生の始まりは7LDK。
お仕事はペンキ屋さんか
家具職人さんのようですね。」

私は驚きと興奮が入り混じった気持ちで
まるで夢の中にいるかのような感覚に
包まれました。
もう一度、谷間から続く人と犬の
長い列を振り返りました。
犬たちは大きさも色も種類も様々でしたが
人々は全て、同じ顔をしていました。
驚く事にそれは私の顔でした。

その時、私は気づいてしまいました。
次に生まれ変わる世界というのは
そこで、新たな物語を演じることではなく
パラレルな世界の自分自身に
出会うことではないか?と・・・

そしてその世界自体が
自分の中に広がる超リアルな
仮想宇宙のひとつだったのでは?と・・・

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このショートストーリーは
2007年06月21日の夢日記をもとに
Chat GPTにお手伝いしてもらいながら
書き上げたものです♪

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