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詩の複雑さ。そして、単純さ。

この詩の良さを伝えたいのに相手に伝わらないってことありますよね?

前書き(別に読まなくてもいい)

こんばんは、そして、はじめまして、向日葵へいです。
「詩について記事を書こうと思ったら、詩の複雑さと単純さに気がついた」(……って言いかたカッコよくない?って思ってる時点で十分カッコ悪いよ自分)って記事です。

私は昨日noteを始めました。
まだ使い方もよくわからない中、毎日は無理かもしれないけど、コンスタントに軽いノリで書き続けられるものが何かあった方がいいなと考え、パッと思いついたのが「詩」の作品紹介をすることでした。
今まで色んな詩人を読んできていたからというのと、物語より短くて負担が少ないからいけるのではないか?と思ったからです。
しかし割とすぐに、私が1つ前に書いた、童話の内容を説明するような記事は書けないと気づいてしまいました。

頑張って詩について記事を書いたとしても、多分詩人の来歴について書くだけで終わります。
百歩、一万歩譲って作品を載せたとしても「この人はこんな詩を書くんだよ」
と、その詩をただただそのまま書き記すだけで、自分の感想も何も付けはしないでしょう。
何故かと申しますと、

詩は、読んだ時に「自分が」感じた感動や感想を1mmも相手に「伝えることが出来ない」

と思ってしまったからです。


私はそれを詩の「複雑さ」と感じました。
詩の「複雑さ」がどういったものかは以下に述べたいと思います。
そしてその一方で「単純さ」もあるということも少しだけオマケ程度に話したいと思います。

私の中の詩の解釈(複雑さ)

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詩は、その詩人本人が感じたことを剥き出しで語っているものです。
小説よりも好き嫌いが分かれるもので、
詩というものの理解は、専門家でない限り、0(全く理解できない)か100(理解できる)しか理解度が設置されてないと私は考えております。オールオアナッシング状態。
なぜなら、小説は主人公を通して、感情の追体験が出来るけれど、詩に主人公はいないからです。

(私の酷い文才のせいで何言っているかわからない方もいらっしゃるかと思いますので、補足します。オタクによる高速詠唱スタート。)

例えば、
(普段虫を食べるという文化のあまり無い)主人公が「いも虫を食べる」という行動をする謎シーンがあったとします。
小説では、
いも虫の見た目が見た目なので、食べるまでの葛藤なり、口に含んだ時の食感の気持ち悪さなりがあって、でも食べ終わってみて「え、意外とイケるやん、美味いやん?」ってなる段階と、それに至るまでの描写を主人公を通して詳細に伝えてくれます。
そのため、いも虫食べたことある人は「だろ?いも虫って美味いんだよ」ってなるし、いも虫食べたことない人でも、「いも虫ってそんな味なんだー。意外と美味しいんだー。へぇ!」ってなります。
でも、詩の場合は
「いも虫、(繊細で美しい装飾語がココに入る)美味え」
だけで終わるのです。
いも虫食べたことある人にとっては「ダヨネ!」となるんですが、食べたことない人にとっては「何言ってんだこいつ?」となるわけです。

(高速詠唱終了、あ、私はいも虫食べたことありません。ホントに単なる例です。)

そのため、
詩というのは、詩人と同じ体験を持ち得ていないと詩の内容に共感することが難しい。
イコール、たとえ私が好きな詩人の詩を勧めたとしても、読んでくださった方に素敵な詩だと理解していただくことが難しい。のです。


それに付け加えて、詩というものは、
(これもあくまでも「個人的」な考えですよ!)
「文体の芸術であり、発音の芸術である」と私は考えています。
ニュアンスとしては、「1つの詩を読む」というのは、「1つの絵画を見ている」のと同じという感じですかね?

何が言いたいか端的に申し上げますと、
横書きでは本来伝わってくるはずのものが変わってきてしまう(と私は思ってしまう)ということです。
内容だけじゃなく、漢字、ひらがな、カタカナ、句読点の位置、改行の仕方。それから自分の口で発した時に感じるリズムと空気感。
全部引っくるめて「詩」だと私は考えております。
(勿論!それらを気にしない詩人の方も沢山いらっしゃいますよ!!)


noteは基本横書きですので、機能的に難しいと感じる仕方のない問題です。
自分で縦書きの画像作っても良いんですが、画面に収まる文字数の限界ってものがありましてね。(詩って思ったよりも長いからキツいのねーw)だから無理なのです。

まとめ(単純さ)

とやかく詩の「複雑さ」について自由に散々申し上げてまいりましたが、
ただ私が「詩だけ」について記事を書くことは無いって理由を七面倒に述べてただけです。
本当にすみません。

詩の「複雑さ」について色々述べてまいりましたが、詩には「単純さ」もあるんですよ?

詩の「単純さ」とは、

その時々の自分の感情ありのまま、何も難しいことを考えないで詩を読んで「感じる」ことを楽しめる。

ってところです!

私は詩が好きですし、未だサッパリ理解できない詩も含めて面白いと思っています。
それは単純さと複雑さがあるからだと思っています。奥深いんです。

何はともあれ。
詩は面白いよ、読んでみてね!ってことです!!

あと、ほぼ毎日更新なんて私なんぞには無理だな!良くて、一、二週間に1回だな!って思ったってことですねー。

あははは、オチがない。

P.S.自分は過去に1回、ある詩に救われた経験があります。それについてこの先綴ることはあるかもしれないです。でもそれは自分の経験を述べるのであり、詩について解釈をする訳ではないので、「詩の記事、書かないって言ってたじゃん!」って怒らないでください。あ、そもそもそんな気にして見てないかw

かしこ

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