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オンプレサポート娘

丁度、新しい仕事の一週間を終えたところだ。前職に比べて、仕事は私にぴったり合っている。

仕事の内容は二つある。

1.オンプレ技術機器サポート

外資系で一連の会議機器のオンプレサポが第一の仕事。社内で一層した会議機器の故障、トラブルシューティング、質疑応答を実際に事象が発象中の社内客席に出向いてサポート、訴求内容を判断、その場で対応する。本当のオンプレだ。対応中、客先はこちらの活動内容をジィ~っとみている。CHACHAは現在、まだOJT中だ。

オンプレ職は、いわゆる技術サポート職の中では客先環境になじんで客の目前で実施するので、大変な仕事と言われる所以がここにある。

過去の職場ではパソコン保守のオンプレをやった事があるが、困った人の目の前で故障対応をするので非常に難しい部分があり、客の目前で解決を目指すため結構ストレス下に晒される。

今回は会議機器の製造社側のエンジニアが数名、社内に常駐しており、私は彼らの若いエンジニアと組んで活動しており、大体、傍もしくはリーチ内にいる。よって、かなり助かるが、とにかく国際会議並にメンバが多いミーティングが多い会社さんなので、対応は大変だ。

また、会社自体が社員が多くて全国、全世界展開しており、時差など無視して会議体が多い企業なので、一週間に重要な会議が同時に2桁で発生するなどはよくある事なので、感心するほど、会議室が多い。

さらに、外資の為、俗にいう「タウンミーティング(町内討論会と言う意味)」と呼ばれる、職場の中央で役員が自社の社員対象に突然ミーティングを開くなど、予定が決まっていてもいろいろな課題が発象する事がおおい。

たまたま世界的に知られた名前の企業で、且つ、世界に一つしかない「本社」が日本にあり、そこに勤務となった、と言うワケだ。

一緒に組んだ会議機器製造元のエンジニアとは言え、パートナーは後ろにチームが常駐しているとはいえ、一人でこの保守リーダ職をやっている。若いのに有能で、尊敬の一言だ。頭のいい子で、説明も技術も人並み以上に上手だ。

2.通翻職

もう一つの仕事は通翻だ。私のパートナーのエンジニアは、込み入った話になると英語が出来ないので、英語について、部署内だけでなく、対外的にも、これまた、オンプレのサポートをする。

トラブルシューティングの状況確認、社内折衝、調整、すべて英語が出て来ると、機器サポート、保守担当、カスタマーサポート、オンプレサポート、機器の維持や保守関連は、私がパートナーに訳してやりつつ、部署内で全社的に対応する。

IT情報本部は10人からなり、ほぼ10人全員がパソコン対応をオンプレで対応しているが、この手の特殊機器の技術サポートは私たち二人きりだ。

エンジニアや保守企業担当者が日本語で話すのを聴きながら、横で英語の文を在欧州の上司にメールしてやったら、感心してみていた(笑)。
逆に、私はエンジニアの子が魔法の様に壊れた機械をスススッと綺麗な指先一つで、ちょちょいと治す所に、超感動(笑)、お互いに
「うわっ~👀💧、スゴイね~っ」
と言い合っている(笑)。

今どきの機器は全て、メール、電話、録画そしてオンラインでの活動が全てクラウドで一気に統制されて、繋がれている。従って24時間利用している為、故障も起こりやすい。それが契約交渉や、例えばNHKが来社して対外取材の場だったりすると、会社の外見も悪くなる。
その為、一つでも故障すると騒ぎになる。

このオンプレサポートで呼ばれる仕事の方が、通訳の仕事より私は怖い。
クラウド管理もしている為、呼ばれるとオンプレで自分のパソコンと携帯を持ち、機器を持ち上げ、さらに現場で扱い、歩いて出入りするので、とにかく荷物は多いし、重いし、早くやらなければならない事はあるし、大変だ。

😍好き彼😍さんにもメールで報告したが、とにかく肉体労働が多い。
「CHACHAさんは、半年したら痩せちゃうんじゃないかな(笑)」、
とエンジニアが笑う。彼女は、製品交換からこちら、休む暇なく、最初の一か月で一人で対応していた際に10㎏近く👀💦痩せたそう。

テクニカルチームのエンジニアでも、実際の機器エンジニアさん達はメカニカルエンジニアであり、内容物のシステムエンジニアでもある。彼らの作業着が欲しくなるほど汗掻いて30階建てのビルの上下を右往左往、確認、あちこち廻って備品調整をしたり、部品確認、部品補充、点検を繰り返し、且つ、私は会議で通訳もするので、着る服装に気をつけねばならず(+_+)、大変だ。

一つ、思いついたのは、今度の給料でつるしの上着 (オフィスウエアの青木服店のセール品とか) でも買って、いつも会社に置いておかねば、役員室で会議の間、ずっと帯同してオンプレサポートは無理だろう🙄💦

補充点検を確認する作業では、一日で1万歩どころか、それ以上歩くことになる。

最初の日は、足が痛くなった。
翌日は、カーペットの上で、足が前に出なくなって機材を持っていた為に手が出ず、機器を庇って顔から手放しで転んだ。

カーペットとは言え、顔がぶつかった時、「グシャッ」と音がした。打ち身で顔の色が変わるかと思ったが、メークアップで何とかなった。
当日、4時頃から欠席した通訳者の代わりに折衝通訳して、転倒した事さえ忘れてしまった。

最近、睡眠時間は6~7時間はぐっすりで、自宅に帰宅すると8時50分ごろには居眠りし始め、眠いのでベッドに入ってしまう。

オンプレの活動だけでも大変だが、通訳も結構大変だ。

折衝通訳は逐次などと違い、ただ相手の言う事を伝えたり、通訳するだけではいけない。所属する派遣先の機器保守会社側の意図を持ちながら、機器サポ対応のエンジニアの会社を含めて旨く掌中に入れて置き、本社の契約担当の相手と交渉する代理を務める。相対する2チームを理解し、担当をお客様として対応する。謂わば、コレもオンプレ対応になる、と言えるだろう。無言でこの会議を見守る人物が約30名おり、この連中が私の英語力を見て、勝手に仕事の出来を判断するのだ。

折衝の通訳職は、英語では契約や法約ライアゾン(Legal Liaison) とも言い、フレンドリーながら、ナマの交渉にライブで参加者が清聴する中、対応する。〇〇氏が日本側の代表ならば欧州側は▲▲氏、この二人の間で折衝の際、二社の折衝内容は譲れずに二か国の国交交渉みたいになる時がある。各国外務省の代わりに部署員が黙ってこの会議を見守る、凄いストレス感だ。

互いの守っている交渉要点を纏めて、今までの交渉で到達した合意点を手繰り寄せ、週に一度くらいずつ、少しずつ、折衝して内容を合意する形をとっているようだ。参加者の団体が皆で合意せねばならない為、派遣先の担当上司が、
「CHACHAさん、相手の方がCHACHAさんとなら話をしやすいから参加者減らすと言ってくれたよ」
と言ってくれたので、月曜日に週末のプロ野球の解説を後でぼやくテレビのスポーツ記者のような人物が減るだけでもこちらには有難いところだ。

さらに発言権を持ち、会議で出席した全参加発言者が理解できる合意内容を日英で決める。会社同士で契約を決める際には牽制し合ったり、間違いを言い合うのを繰り返すので、悪くすると喧嘩になるから、特に国際企業間のコミュニケーションには、ライアゾンが出て来る。CHACHAの役目って難しい。でも、やりがいのある仕事ではある。

ディスカッションしているところで、大切な部分のみを両方に伝えて、両サイドが合意した内容を事前に作成して、議事録をメモにしてメールで送ってやる。

コレは仕事が分かっていないとなかなか出来ないので、たまたま当日対応した内容が、以前、別職で経験していた件に酷似していた為に、少しわかっていたので楽だった。

仕事を引き継いだ通翻担当は英語が出来る機器の設計者。なので、事情をよく承知していて、非常にうまく話を動かしていた。

まず第一日目に設計者の彼女が、私を試して会議に遅れたので、上司の指示により私が出入り鼻から司会になり、慌てた。でも、まぁ、一時間後には何とかその日の分のディスカッションは終了。

首の後ろに大汗掻いたが、旨く行ったみたいでその日のうちに私は欧州側のライアゾン担当承認を得た。着ている服装について上司からフィードバックされたが(「派手過ぎ」)、それ以外は問題なし。

相手が欧州企業の為、いろんなアクセントが出て来る。コレに対処するのが結構大変だ💦😓💦冷や汗掻きつつ、会話し、大汗掻きつつ、エンジニア女史にくっついて、作業研修を一緒にしている。

目下、非常に困っているのが、1の仕事(オンプレ技術サポート要員)の服装と、2の仕事(会議通翻)の服装とほぼ正反対な事。つるしを買う事は上司がOKしたけど、足先も運動靴を履いていたCHACHAは、ペタンコ靴で歩きやすくて且つ正装にも合う靴を探さねばならない。革靴は技術サポートでは禁止だし、運動靴は通翻では無理だ。

う~む…( ̄- ̄;)どうすべぇ。



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