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【恐怖の独占欲】穂乃果ちゃんを奪う奴は絶対に許さない【小学生女子の狂った嫉妬心】③

現在中1女子、小夏の母です。
小夏は小4〜イジメにあい不登校になり、いまも戦い続けています。
これはそんな小夏と私の親子の記録です。
いじめの始まりから淡々と何が起きたのかを書いていきます。
読んでいただいた皆さまの何かの参考になれば幸いです。


小夏は放課後や休日に、誰にもバレないようにこっそり穂乃果ちゃんと遊ぶようになりました。
沙羅ちゃんが不登校になり、学校では絢音ちゃんが穂乃果ちゃんを独占していました。
穂乃果ちゃんはとにかく色んなことを丸く納めたいという性格の子だったので、学校では絢音ちゃんを優先しており2人はベッタリとした関係に見えました。
穂乃果ちゃんは割と当たり障りのないことしか言わない子だったので、この状況を穂乃果ちゃん自身がどう思っているのか本心は見えませんでした。
私はこの頃から完全に絢音ちゃんへの不信感を募らせていきました。
自分が穂乃果ちゃんを独占したいという我を通して担任を味方につけ、沙羅ちゃんを不登校に追いやり小夏もコソコソと遊ばなきゃならないハメになった…
こんな歪な関係を続けることに何の意味もない気がして、私は小夏に
「穂乃果ちゃんや絢音ちゃんとは距離を置いて、別の子と仲良くしたら?」
と提案してみました。
しかし小夏はこの提案を受け入れてはくれませんでした。
「絢音ちゃんも機嫌がいいときはすごく楽しいし大好きな友達。それに私のいちばん好きな友達は穂乃果ちゃん。2人と離れるなんてあり得ないし、今さら別の子と仲良くなんてしてもらえない」
これが小夏の主張でした。
小夏の小学校は児童数が少なく単学級だったので、入学から同じメンバーが6年間変わらない学校です。
そんな環境で出来上がった仲良しグループで、しかももう4年生だったので「今さら別グループに入れてもらえない」という小夏の主張は一理ありました。
中学受験をする勉強グループ、漫画や本が好きなインドアグループ…というようにそれぞれの属性に合ったグループがあり、例えばいまから小夏がどこかに「入れて」と言ってもどのグループでも馴染めない存在になってしまうのは容易に想像ができました。

つづく




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