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アラタ・クールハンド著「FLAT HOUSE LIFE」と「HOME SHOP STYLE」を読んで思うこと

平屋の家って、見なくなりましたよね。

以前は、ここら辺に平屋が何軒か建っている地域がぽつぽつと何ヶ所かあったのですが、今では4軒纏まって建つ箇所を除いて、全てが2階建ての住宅です。

そんな時に、以前から空き家になっていた2階建ての家が解体され、また新しく2階建ての家が建つか、小さい土地に小さい2階建ての建売住宅が建つんだろうなと思っていたら、平屋の家が建ちまして。

え?今時、平屋?

と思ったのですが、凄く気になり、色々と平屋に関して検索していた時に、出会ったのがこの本。

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アラタ・クールハンド著
FLAT HOUSE LIFE 1
FLAT HOUSE LIFE 2
FLAT HOUSE in KYUSHU
HOME SHOP STYLE

懐かしいの米軍ハウスから、日本の典型的な平屋の文化住宅までを紹介したこの本。
また住居である米軍ハウスや文化住宅で、お店を紹介している本。

米軍ハウス、懐かしいですね。
数々の小説にも米軍ハウスって登場していますが、福生を舞台に書かれた村上龍の「限りなく透明に近いブルー」に出てくる米軍ハウスが、とても印象的でしたね。

広々とした平屋で、床は板張りで、お隣さんとの間にはブロック塀はなく、長いアプローチに芝生の庭、アメリカの香りがする家。
今は米軍ハウスも老朽化が進み、借り手も中々着かずに、続々と取り壊されている。
日本の文化住宅も同様。

そんな米軍ハウスや文化住宅をリノベーションして住む人達。

壊して、建て替えて、設備も機能も最新型の方が良いという人達が大半の今、こうやって古い物を慈しみ、愛して、守っていこうとするのは、とても良いなと思いましたね。

この本読むと、日本の典型的な文化住宅もそんな悪くないのではと思ったり。

建物の年代に合わせると、欧米の家具もしっくりきて、和洋折衷の素敵な空気が生まれたり。
米軍ハウスも文化住宅の住民達も、家の雰囲気にあったインテリアに対する拘りが見ていて楽しい。

そして、米軍ハウスも文化住宅も、広々とした庭があり、そこでのんびりと家族と過ごすのは、今のこの自粛時期に、精神的にとても良いではと。
また、天気の良い日に、そこにColemanの椅子とテーブルを出して在宅勤務とか、良さげですよね。

住居としている米軍ハウスや文化住宅の一室や庭でお店を開いている人達を紹介した「HOME SHOP STYLE」の方は、目から鱗でした。
家の一画や軒下を利用したお店の数々、土日のみ開店したりと、自分の住居を利用した、とても自由な営業スタイル。

会社員で何か副業で、お店を始めてみたいという人には、とても参考になる気がする。
家の一画をお店にしなくても、家の軒下に商品出したり、ガレージに出したり。
新たにお店としての場を借りなくても、お店は出来るよと言う提案は、新鮮でした。

4冊共、とても夢のある、楽しい本でしたね。

今、古い平屋だろうが、新しい平屋だろうが、平屋に注目してます。

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