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『平和を願って』Day55


千羽鶴
(the thousand paper cranes for peace)

2022.4.23作成分(8個)

この8個で
19連目が完成。



今日はまた戻ってDay47の続き『武力なき平和』の
【「軍事力によらない平和」の三つのコンセプト】の三つ目をご紹介。

「軍事力によらない平和」のコンセプト三つ目。
それは「平和の根幹治療」である。

これは、紛争の真の原因(貧困、飢餓、差別、人権抑圧、等々)を除去し、紛争の根を絶つことである。
(中略)
平和も、貧困や不平等などをなくす長期的な援助・支援なしには達成しえない。こうした努力の総体が「平和の根幹治療」である。

紛争の原因を究明する調査・研究もまた、根幹治療の重要な一部をなす。
戦争は、予告なしに人類をおそう自然災害ではない。戦争は人間によって計画され、支持され、かつ遂行される。
したがって、それはまた、阻止されうるのである。

全世界の危機を適時に認識するために、幅広い平和・紛争研究が必要である。もろもろの危機と戦争の分析から、これを平和的に終結させるコンセプトが形成されうる。そうすることによってのみ、将来、危機が戦争にエスカレートすることを阻止できるのである。
(中略)
地球規模での非軍事的活動の必要性はますます増大している。
(中略)
紛争の原因を除去する「平和の根幹治療」という視点に立って、そうした分野への援助を強化することが求められている。

そうした方向に日本国民が努力していくこと、それが、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」(日本国憲法前文第二段)ということの現代的意味であろう。


【引用元】
『武力なき平和』水島朝穂 岩波書店/1997年出版
P238
第6章 軍事力によらない平和
三 「軍事力によらない平和」をめざして
(4)「平和の根幹治療」
より

※そうした分野:中略した部分に人道的支援について言及しているので、人道的支援の分野を指しています。



この書籍が出版されたのが1997年。
20年以上が経っているんですね。

今では人道的支援があたりまえのこととなり
わたしたち一般人でも、気軽にネットを通じて団体を調べ、寄付できる環境になりました。

(寄付の方法も様々! 古本や古着を売ってその買取価格をそのまま寄付にまわす取り組みをしている企業もあります。)

インターネットで簡単に調べられるという環境は、わたしたちの行動を後押ししてくれている、ということに改めて気づき、有り難いと感謝。

歩みが遅くとも、
着実に世界は平和に向かっていっている。

後戻りしてはいけないですね。

世界は平和になる。


(なでしこジャパンの優勝をゲームの復活文言が予言していたと、何かで読んだことがあったので、これからは「世界は平和になる」という文言を使おうかな。言霊の力。)



※リサイクルから寄付の取り組みをしている企業一例

〇古着

寄付先が選べます。
・ピースウィンズ・ジャパン ウクライナ緊急支援
・SDGsの取り組み
・ふくのわプロジェクト
・こども宅食応援団
・新型コロナ緊急支援対策


〇本で寄付できる企業もあります。


〇ブックオフは本以外でも

ご参考までに。



この3社は何年か前に自分でも実際に利用したことはあり、でもその時は自分が困っていたので寄付せず、次の機会にこの取り組みを利用しようと記憶していただけなので、探せばもっとあるかも。

ブックオフの場合、買い取りされなかった服は途上国に送られたりもします。私のようにノーブランド服を愛用しているかたは、ブックオフがおすすめ。近くにお店のある方は、置いて帰ればOK。


暖かい季節になって、これからGWもあり、大掃除がてら持ち物の整理をして寄付するのもいいですね。



トップ画像:さつき(花言葉:節約、協力、幸福)

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