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青木まりこ現象

青木まりこ現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意である。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/青木まりこ現象)

 毎週日曜日、週に一度だけ自宅の和室を開いて古書店を営業している。とはいっても、まだ今年の3月から始めたばかりで(言い訳)本屋さんごっこに毛が生えたような状態である。仕入れもままならないし、お客さんもほとんど来ない。

 今日は夫がやってきて「お客さんに見えるかなー」と並んだ本をしばらく眺めていた。しかし5分経つか経たないかぐらいで「トイレ行きたい…あの山田さんのやつ…なんだっけ…」といい残して去っていった。

 それは山田ではない。青木だ。青木まりこだ。脳裏に蘇るキーワードはもちろん青木まりこ現象。Wikipedia冒頭の定義では書店限定での記載だが、図書館でも同様の人がいると昔テレビでやっていた。要は本がたくさんあるところにいくとなぜか便意をもよおす、という現象が存在するということなのだ。

 テレビでこのことを知ったのは確か高校生くらいのころ。これは便秘解消に良いではないか!と思い、近所の大きめの書店に用もないのに足を運んだものだった。勝率は2〜3割くらいだったように記憶している。どうやら私は青木まりこ現象が起こりにくい体質であるらしい。

それにしても青木まりこ現象とは盲点であった。少ない少ないと思っていた本でも、ちゃんと反応する腸をもった人は存在するのだ。これはきちんと対応を考えておかねばなるまい。

 もしお客さんに青木まりこ現象が起こったら。やっぱりキレイなトイレでゆっくりと用を足していただきたい!そんなわけで、トイレの改修をちょっと本気で考えだしたりしている今日このごろである。

ご放念ください