第12回総選挙場所 千秋楽結びの一番 魁王山ー聖道
実況)さぁ…遂にこの時がやってきました!千秋楽結びの一番…!
2敗の横綱魁王山(柏木由紀)に挑むは、1敗で単独首位の前頭11枚目聖道(渕上舞)…!
聖道はこの一番に勝てば優勝、魁王山が勝てば優勝決定戦となりますが…どうなると思いますか、解説の栃ノ島親方?
栃ノ島親方(元横綱栃ノ島の大島優子)そうですね…贔屓目で言えば魁王山に勝ってほしいというのが本音です
しかし今場所の聖道の取り口や目つきは全盛期の博多親方(元横綱黒天勇の指原莉乃)を彷彿とさせます…さらに殻を破る様な変貌が見えない限りは今の聖道には勝てないですよ…
そして土俵上は制限時間いっぱいを迎えていた…先程の「博多親方の全盛期」と言うのは横綱大関時代の事であり、関脇の地位で優勝して以降は無双の強さを発揮して、なんと横綱時代には無敗で誰も彼女に土を付けれなかった
それは当時の魁王山もその1人である…
栃ノ島親方)(確かにあの頃の黒天勇に魁王山は勝てなかった…でも今は違うという所を見せてやれ…!)
先に手をついたのは聖道…あとは2人の呼吸が合った瞬間に取組は始まる、立行司の式守秋ノ助(元前頭2枚目山櫻の秋元才加)が合わせる
式守秋ノ助)…はっきよいっ!
両者の手が付いて飛び込む、その瞬間…聖道の右肩を何かが撃ち抜いた…
実況)突っ張り…!魁王山が突き押します!得意の四つではない!なんとひたすらに突っ張っています!
魁王山が選んだのはまさかの突き押し
本来は四つ相撲で圧倒的な強さを誇る魁王山だが立ち合いから突き押し相撲を選ぶ事は滅多になかった
聖道も予想していなかっただろう…下から突き押しを跳ね上げるが、リーチの長さも相まって一気に聖道を突き放す
魁王山は脇を締めながらも徹底的に突き押す、廻しに手を伸ばさず、一切聖道を寄せ付けない
実況)魁王山が突き押す!押す!押し切れるか…!?
聖道が土俵際…押し切っ…たぁ!
なんと一方的に勝負はついた、魁王山の勝ちである
聖道が2敗…優勝決定戦となる
しかしその瞬間に魁王山が聖道を見た瞬間、魁王山は凍りついた…
博多親方)この目は…やっぱり聖道には私が取り憑いてるのかもしれない…
「覚醒」だ…
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