バーバリーの「自殺ファッション」謝罪問題について

※noteを始める前に他で書いたものをせっかくなので転載しました。ネタがちょっと古いのはご容赦を。※

言いたいことが言えて拡散されるが故に
創りたいものも創れないこんな世の中じゃ、
ポイズン。

…いやほんとに、ここのところ頻発してるハイブランドの謝罪問題だけどさ、ほんとうんざりするわ…。

今回のケースについては、このモデルさんが、スタッフたちがこの縄を首吊り用かのごとくネタにしていたことに不快感を覚えたのでそれを表明→ブランドがそのことについて謝罪をする、ここまではまあいいわさ。
でも何でこれをコレクションから撤回するまでしなきゃなんないのだろうか。
声のデカいクレーマー(あえてクレーマーと言う)が意見言っただけで、面倒な事になりそうだから撤収!って、それでよいのだろうか。
そうすることの方が当然かのような世の中の風潮が問題の根底にあるから、企業を守らないといけない立場の人はこういう判断を強いられるのだろうけど。

「自殺」とか名前を付けて発表してるならこのモデルの言い分は通るけど、今回の場合は言いがかりに近いと思う。
「そういう風に取られる方がいらっしゃることも理解できますが、当方にはそのような意図は全くなく、純粋に縄を使用したファッションであることもご理解いただければと思います」
的な見解をビシッと発表できないもんかね…。
そして世の中も「そりゃそうだ」ってならんもんかね…。

てかこのモデルの意見読んでたら、終いには自殺云々通り越して縄自体が何だか物騒でヤバい物扱いになってるし…(呆)
あんた人生で縄を生活のために一回も使ったことないのかよ…。そこまで言うなら金輪際、縄のお世話になるなよな…。

先日どこかのブランドで問題視された黒人デザインの服だか靴だかも、ちゃんと他の肌の色の商品もあって、その中の一つだったはず。
この状況で、むしろ黒というメジャーな色がラインナップに無かったとしたら、それはそれで「黒人のデザインなんかできないってこと⁉︎」とか言ってくる人もいるのではと思うよ。どないせーっちゅーねん。

とにかく、まあ様々な意見を言ってくる人たちはいるわけで、その人たちがそう思うこと自体はもちろん自由だし、間違ってるとかそういうことじゃない。
でも、明らかに皆んながそう思うレベルってわけでもないのに、ワーワー騒ぐことで、必要以上にその意見が正当化されるのは正直どうかと思う。

ブランドも日和っちゃダメだし、私たち一人ひとりも思考停止で流されてはダメだと思う今日この頃。

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