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トルコの高原で遊んだ2泊3日とドネーションツーリズムと言う新しい世界②

『トルコの高原で遊んだ2泊3日とドネーションツーリズムと言う新しい世界①』でワタシとmaaaruの出会いとファーストインプレッションを書きました。

そんなこんなで、じゃあ、本当にトルコ🇹🇷で、このプログラムが遂行可能なのかまずはリサーチしてみましょう、と言うことになりました。

智恵子さんが日本から戻って、トルコの砂糖祭りが終わったタイミングで
去年の大震災の震源地の街カフラマンマラシュにリサーチに出向きました。

トルコの観光は、大きな国土(日本の約2倍です)に沢山の見所があるものの、通常外国人観光客は西トルコにある世界遺産の有名観光地を見て回るのが精一杯です。
カッパドキアからパムッカレやエフェソス遺跡をみて、最後にイスタンブルを見物すると、それだけでも優に1週間かかります。
距離的な感覚で言うとカッパドキアとイスタンブルが900キロの距離があります、日本で言うと福岡-東京間ほどです。
想像してみてください、外国から成田に着いて、福岡に飛んで、広島と京都大阪を見物して東京観光したら、駆け足で回っても1週間はかかってしまうでしょう。
本当は東北や日本海地方や北海道も組み入れたいけど、日程が決まってしまっている方にはなかなかお勧めしづらい、と言う。
トルコ🇹🇷も一緒なんです。
本当は南東地方や黒海地方こそが「ざ!トルコ!」的に紹介したいんですが
現実問題出来ていません。
ワタシの経営する旅行会社は社長一人社員一人の零細弱小エージェントなので、縦横無尽に国境地方などのプログラムを組み立てますが、大手さんでは、トルコの東地方まで柔軟に対応するのはかなり難しいでしょう。

そんなこんなでカフラマンマラシュと言う黒海の文化漂う大きな街であっても、なかなか外国人観光客が来る地方ではありません。

しかし、この未曾有の災害のあとに、トルコの国民の間でも「先祖還り」ではありませんが、美しい自然を堪能する、オーガニックでサスティナブルな暮らしへの憧れが強くなってきたせいで
「高原(ヤイラ)ツーリズム」と言うものが人気になってきていました。
家畜を夏の間涼しい高地に連れて行って、草を喰ませながら自分達もキャンプや山小屋暮らしをするトルコの昔ながらの暮らし方を都会の人たちもツーリズムとして楽しむ、と言う形態です。
それを「トルコの昔ながらの暮らしの一つ」として外国人観光客にも紹介したい、と言う田舎の街ならではの希望があります。

そんなこんなで、
震源地の街カフラマンマラシュにリサーチに来るのであれば
是非とも高原のヤイラに泊まった方が良い、と言うので、そう言うことにしました。

ドネーションツアーの寄付先、または訪問先、と言う意味で
あまり深く考えずに「震源地の街」と言うことでリサーチを開始しましたが
そこで、様々な出会いがありました。

③に続く。


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