なつひとり(夏人鳥)

23新卒事務。神奈川県横浜市出身。11、12歳の時は長崎で過ごし、そこの近所の大きな私…

なつひとり(夏人鳥)

23新卒事務。神奈川県横浜市出身。11、12歳の時は長崎で過ごし、そこの近所の大きな私立図書館に入り浸っていたら本の虫に。中学から美術部。高校でも美術部に入りながら文芸部に所属。大学では小説を書く勉強と学芸員資格取得。趣味は読書、絵をかくこと、ライブ鑑賞、スマホゲーム、古着。

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林美脉子『黄泉幻記』より『凍沱の河口』レビュー

 人間が一つの生命である実感、またその生命の力強さは死の直前に現れる。冷たくなった亡者の手を握った時に、自分は生きているから体温があることを感じる。『凍沱の河口』はそのような温度を持っている。  私がそう感じたのは「死者達」とその世界と「母」とのコントラストが印象的だった為だ。  「地吹雪吹き荒れて」「音立てて凍る空知野の雪原」「死者たちが無言の氷柱」となっている、とんでもなく寒い世界は死の世界だろう。「河が三本あって 橋を三つ越えてきて」とあるから、三途の河の向こう側だ

    • やっぱり3日も持たなかったけど、3ヶ月後には帰ってこれた。【手帳の話】

       帰巣本能ってやつ? 住んでからまだ2日目だけど。  こんにちは。お世話になっております。夏人鳥です。  のこのこと帰ってきました。正確には一度、3日目の記事を投稿しましたが、絶望の淵に立たされたままに書いた記事だったので削除しました。まだ立ち直れてはいませんが、ここはやっぱり逃げたくないなと思い、帰ってきた所存です。  さて、もう一昨年くらいになるでしょうか。「100日後に〇〇する△△」がネットで流行りましたよね。「100日後に死ぬワニ」をはじめ、「100日後に神絵師に

      • 実はこういうの、本当に困るのって二回目からだったりするよね。【名前について】

         なつひとり(夏人鳥)です。 半分見切り発車で始めた日記noteですが、早くも路頭に迷っています。  ブログやSNSはテーマを一貫させたほうが成功するとはわかっていますが、器用貧乏というか多趣味というか飽き性で中途半端なもんで。あれやこれやと書きたいものをスマホのメモや手帳にちょろっと書いていますが、なんか今じゃない感。  自己紹介は済んだけど、さあ誰にどう話しかけようかとクラス替えの次の日の朝にソワソワする感覚。そんな青春があったような、なかったような……  そんな朧気

        • 仕事でやらかして報告書を書いたので、noteをはじめます。

           はじめまして。なつひとり(夏人鳥)と申します。  23歳新卒事務。神奈川県横浜市出身。育ちもほぼ横浜ですが11、12歳の時は長崎で過ごしました。そこで近所の大きな私立図書館に入り浸っていたら本の虫に。中学からは美術部に入り、高校でも美術部に入りながら文芸部に所属。大学では小説を書く勉強をしていました。  趣味は読書、絵をかくこと、ライブ鑑賞、スマホゲーム、古着。 そう、根っからの根暗オタクってやつ。  そんな私がなんでこのnoteを書いているかというと、表題のとおり。

        林美脉子『黄泉幻記』より『凍沱の河口』レビュー

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