藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房 高森美由紀
青森を舞台にした菱刺しをテーマに工房に集う人達の連作短編集
工房のより子さんの人生も描き大きな感動へ繋がっていく
菱刺しというのはこの本で初めて知った
調べてみると見たことある模様
画像検索するといかにも伝統工芸品からカラフルで可愛いものも
まさにこの作品に書かれているような美しい菱刺し
読むと菱刺しに興味がわく 小物とか欲しいかも
工房に集まる人達はそれぞれ事情を抱えているけど、菱刺しをしてチクチク手を動かしている間、そこに愚痴も悩みも持ち込まない
工房に持ち込み皆で解決する!ではなく、それぞれが解決していくのでその辺りが身近に感じられる
何より良かったのがより子さんの嫁入りの頃のエピソードだった
より子さんは年月を経て穏やかな人として皆に接しているけど、子供の頃はそれなりの言動でお父さんにも思わず言ってしまうこともあって、
で嫁入りの時に、というエピソード
思わず涙が。
とにかく読んで!と言いたい作品
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