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私の少女 映画感想 生きるために

ヨンナムはある村に署長として赴任された
早々に虐待されているドヒという少女を見掛ける
ドヒは父親のヨンハから殴られていた
同居している祖母もドヒをいじめている
ヨンハは社長で村で雇用を生んでいる
その為に他の警官はドヒに関わらず静かに過ごすように忠告する
しかしヨンナムはドヒを保護し、自宅へと連れ帰った

予想以上に重たい話

さらにヨンナムが赴任されてきたのは何か問題を起こした描写があったけど、同性の恋人がいたからそれがばれての左遷だったとは。
日本はLGBTの理解に遅れているとか言われているけど、他の国も変わらないんじゃないの
ヨンナムの元カノが村によりを戻しに訪ねて来て、案の上見られたら偏見丸出しの言葉を投げてくる
さらにまずいのがドヒにも性的な暴行をしたのではないかと、逆恨みからヨンナム逮捕へ

虐待されている子供を保護するって、家に連れていく=誘拐になる構図はどこでも変わらない
殴られている、と公道で父親がやっても、家に連れて行って匿ったら誘拐
これってなんとかならないものなんですかね
善意しかなくても通じない
警察(ヨンナム以外だとしても)が保護しても、父親だからと家に連れ帰ってしまう そして殴る連鎖

どうにもならない構図に絶望するのは被害者である子供だと思う

そして子供は行動に出る

一瞬、怖いと自分も思った
でも、じゃあ誰が助けてくれるのだろう
自ら動かなければ死ぬだけだった
生を勝ち取るために行動した少女の罪を背負う覚悟をしたヨンナム

ラストシーンの静かな迫力に圧倒された


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