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ホリデイ 映画感想 ベタな展開が好き


それぞれ住んでいる土地で不運な気持ちでいる
今ここを飛び出したい そんな二人がホームエクスチェンジのサイトを利用してそれぞれの家に住むことに。
LAとロンドン アイリスとアマンダはホリデイを楽しむ

なんとなくダブル主人公の作品の記憶があった

しかし改めてみるとアイリスが主人公として重く置かれていると感じた
元彼に未練があるから、いいように利用され、傷心から都会のお洒落な(アマンダの)家へ行き、親切にしたおじいさんが実はハリウッドでの引退した大物脚本家で、さらに元彼が結婚するのにおいかけてきて、と色々てんこ盛り
しかしアイリスのみで展開すると、じっとりとした部分が多くてすかっとするまでが長い

そこでアマンダのカラッとしたストーリーと同時進行して、さらに家を交換するという設定を使い良作に仕上げた
監督・脚本家の手腕がお見事

アマンダは美人で才能もあり、社長でもあるからお金持ち、ただ恋人に浮気されて恋だけは手にしていない
交換した家に訪ねて来たアイリスの兄を誘い一夜限りとか言うわりには、兄が一夜だけだよね?の態度取ったら、何なのと面倒くさくなるあたり笑った
まあ、お約束通り上手くいくんですが。

アイリスの元彼はテンプレ的なクソ男なので、最後の最後の吹っ切るシーンはスカッとジャパン
ここまで早く吹っ切れと苛々させられるのも、監督の掌の内だったようです

それでも一番感動したのはアマンダが知り合ったアーサーおじいちゃんが檀上に自分の足で昇ったところなんですけどね
アマンダがいなかったらアーサーおじいちゃんは協会からの手紙を読むこともなく、自分を待っている人たちを知らないでいた
あの会場にたくさんの人がいる場面でもじーんとした


ベタ連続な作品 だけどそこがいい

ホリデイ、冬に観るのにオススメ

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