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禍わざわい 小田雅久仁 読書感想

ホラー小説ではなかった
不気味だけど不思議怖くはない
摩訶不思議な短編集

食書 変な女が本のページを食べるところを目撃したところから本人も食べてみようとする ラストの台詞がいい

耳もぐり 伊藤潤二さんの絵が浮かんだ 恋人がいなくなってアパートに探しにきたら変な話を聞かされる

喪色記 国際映画祭でありそうな作品(偏見)なんか会社とか関係なかったな いきなり時間飛ぶとかぶっとんでいて面白い

柔らかなところに帰る 同一人物じゃないとわかったときにぞわっとした
でもなんか怖くない 流されるとこうなるな

農場 話を聞いた時点でもう帰れない でもそれでいて生きている場所は確約されてはいるのかと色々考える 鼻という発想が面白い

髪禍 簡単なバイトだよと釣られて絶対にハマらないからという決意は簡単に崩れるという例でもある あの服が気持ち悪い

裸婦と裸夫 集団ヒステリーかなと思ったら最後に壮大な話になっていた
正気を保ち続けるのは難しい

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