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なれのはて 加藤シゲアキ 読書感想

イベント事業部へ左遷された守谷
そこで教育係としてついた年下の吾妻久美子から、あるイベントをしたいと相談される
久美子の祖母が持っていた無名の作家の絵
手がかりは署名のみ
作家の名前を調べると、地方のある一族に行き着いた

ホラー小説と勘違いして読もうとして間違いに気付く

絵に隠されていた秘密

何代にも渡る一族の業

殺された人 その犯人は誰なのか
行方不明となった人は今どこにいるのか

過去と現在が進行し、登場人物も入り乱れる
そして終結していくラスト

まさか読み進めていて、感動するとは思わなかった
絵画ミステリーのようで、実はヒューマンドラマだったのかな

沢山の登場人物が出て来て、その視点も書かれるから読み進めるのも大変というのも正直な感想

それを乗り越えたラストは本当に良かった

本編とは関係なくはないが、あなたならフリーでやれるよ、っていうのもほどあてにならない言葉はないな
もし信じてフリーになっていたらと思うと、ね



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