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ハケンアニメ! 映画感想 変なミュージカルはないよ

アニメの制作を描いた作品
斎藤瞳は初監督に推薦される
しかし作品が放送される同じ時間にこの業界に入るきっかけとなった王子監督の作品も放送される
王子監督はデビュー作で天才と評されるがその後しばらく作品の発表はなかった
話題になるのは当然王子監督の方
しかし対談のイベントでコメントを求められた瞳は王子に宣戦布告をする
自分の作る作品こそ「覇権アニメ」になると。

思いの外真面目に制作を描いた作品だった

もっと必要のない恋愛パートを入れて来たリ、ミュージカルを入れてくるかと思っていた(偏見)

瞳のこんなの仕事に関係ないと言っていた宣伝やコラボ等も、営業努力なんだというのも納得出来る理由だった
ただ制作すればいいものじゃない
新人監督の瞳の作品を知ってもらうためには、何これというようなコラボも必要なのだと。

あと、アイドルっぽい声優の子がねじ込まれて、うわ、制作陣気の毒と思ったら、本人は真面目に仕事に取り組んでたという
一面だけを観て判断するなって反省

最後はいい終わり方なのだけれど、リアルで考えると短期間で直しを承諾した会社の人達はブラックだと思う
アニメーターの賃金が安いというのが問題になっているのが頭に過り、この先もこんなことを続けたらアニメという産業は確実に人材不足でダメになるのだろうなという片鱗を見た気分

リアルを考えなければとてもいい作品
作中のアニメもきっちりと作られていて見応えもある
タイトル、ハケンって最初は派遣かと勘違いしてたからこれにはサブタイトル入れたほうが色んな人にわかりやすかったかも。


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