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みんなのふこう 若竹七海 読書感想

ラジオコーナーみんなの不幸

そこに送られてきた一枚の葉書。ココロちゃんという笑えないけど笑える不幸続きの女の子のエピソード。しかしそれはココロちゃんを取り巻く様々な事件の幕開けだった。

ココロちゃんは作中で疫病神と言われてるが、疫病神というより環境がかなりおかしいところばかりでそこを転々として天然なまま全て潰していく

母親から放置されて施設育ちで迎えに来たと思ったら働かされて年齢を偽れと言われても正直に言ったらその店を潰し、また違う店に行かされたら警察から手入れが入り潰して、母親から見限られる。その母親は行きつけのパチンコ屋が火事になり退院と同時に失踪。


とにかくココロちゃんの周りは薬の草の栽培、窃盗グループ、生命保険詐欺、宗教団体と何故かやばい連中が関わってくる。

天然故、悪いことと全く気付かない。

ココロちゃんは全ての人達を信じて、悪いと思わず頼まれたことは引き受ける。しかし何故かココロちゃんは逮捕されるような案件まではいかず、頼んだ相手が壊滅していくというパターン。

ある意味オカルトです。

災害型オカルトというものっぽい。

邦画ホラー呪怨は家に関わったり、その関わった人と関わると呪われるけど、ココロちゃんはその存在に近い。

ほのぼのと進んでいく話だけどぞっとしましたね。

悪い人ではないのだけどなんかやばいなと思ったら関わらない。それが一番。

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