レイクサイドマーダーケース 映画感想 誰にも共感できない

レイクサイドマーダーケース 2004年の映画
なのでちょっと古いかなとは思うけど、これを観るといつの時代も親って、となる

難関中学の受験の合宿のために湖畔の別荘に三組の親子が集まる
塾講師の津久見を迎えて面接を含めて親子で取り組む
主人公の並木は妻とは別居中 娘とは血が繋がっていないが可愛がっている
結婚生活は壊れていると言って仕事仲間の恵里子と関係を持っている
その恵里子が別荘に仕事の資料を届けに来たと言ってやって来る
すぐに帰って欲しかったが恵里子は津久見と会話をし、実はその難関中学出身と知り夕飯まで参加してしまう
近くのホテルに泊まるからロビーで待ち合わせしようと並木に言って別荘を出る恵里子
仕方なく仕事を口実に東京へ戻ると別荘を出た並木だったが、恵理子は電話しても出ない
用事がなくなったと別荘へ帰るとそこで全員が待っていた
並木の妻が恵里子を殺してしまっていた


二時間サスペンスドラマみたいな内容
これ映画なのかと思うけど、出演されている方が役所広司さんに薬師丸ひろ子さん、柄本明さんに杉田かおるさん
これは映画じゃないと集められないメンツでした

まずあらすじからわかるように並木(役所広司さんがまたハマっている役)が非常識でこんなところに愛人呼んで帰れとも言えずに何考えているんだというしょうもない男
作中でも罵倒されているけど、たしかになーとしか思えない

この事件が明るみになると受験に影響されるから、死体を隠してしまおうと、なんでやねん!と言いたくなる展開
並木が警察に知らせましょう(ここはまともだと思う反応)と言うけど、三組の親は揃って反対

ここで大体もう犯人は誰か感付くかと思う


ネタバレ注意

親ばかというか、狂気というか、親は子供のためならなんでもする

受験も、犯罪も、出来ることならなんだってやる

これが滑稽とも思えない

作中でもあるように犯罪をしたら償ってほしいはきれいごと
子供がしたのなら全力で庇うのが親だ!

いやいや恐ろしいけどすごく説得力のある台詞でした

ラストだけなんかホラーになっている
しかもあのアイテム、もし死体が見付かったら犯人となるのは…?
最後まで怖かった

そして多分真犯人はあの子でしょう
愛人を作り、舐め切った面接の練習をしてた(結局真剣に考えていなかった)
全部がそうとはいえないけど、並木に原因の一端はある
もう捨てられないね

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