ケイコ　目を澄ませて　映画感想　目だけで訴える感情

映画『ケイコ 目を澄ませて』公式サイト

耳が聞こえないケイコはホテルの清掃のしつつ、プロのボクサーとしてデビューしていた
次の試合が控えているために、鍛えている
しかし試合では負けてしまった
耳が聞こえないケイコはトレーナーの声もジャッジの声も聞こえないのはかなり振り
それでもリングに立つのをケイコは望んでいた

岸井ゆきさんがケイコ役　目で感情を表す難しい役を見事に演じている
ずっと戦っているような表情が多かったからこそ、ラストの昇華したような表情を見て泣かされた

ジムの会長役である三浦友和さんがまだいい味を出している

こういう淡々とした日常系で演技が下手な人がいたら悪目立ちして、これ作り物だと興ざめするけれど、この作品では全員が本当にいそうな自然な感じのひとたちでよかったです

ラストも奇跡とかなく、こういう終わりか、というのだけれど現実ってそんな感じで続いていく
ケイコもまだ続けていくんだろうなくらいで暗くなく終わったのでいいと思う