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詩|ガール・ミーツ・ヒップホップ

実はゴミにも種類があって、その中でもぼくは有害ゴミかもしれないよ。世界平和をうたって手に入れた僅かな希望さえ、衝動的な夜に眩まされるから、行くべき場所が分からなくなって、何処へも行けなくなってしまうんだ。こんなことになってしまうなら、目の効く夜行生物にでもなって、あの海へ帰ればよかったね。
きみの作る音楽は歪んでいて素敵なんてぼくだけが共感していればいいし、アルコール度数で計り知れる倫理観だけ持ち合わせていればきっと大丈夫だよ。
ヒップホップを流して一人眠る夜は、ありもしない世界平和の妄想で持ちきりで、憂鬱も平伏すから、一錠も必要ないよ。思い出と、結末の伏線があれば、それでいい。
夜間飛行に失敗したら帰る場所が無いと、きみがぼくだけに教えてくれたことが本当に嬉しかった。
乗りたい快速急行はまだ来ないから、わずかな希望に打ちひしがれていたいね。

まだ頭の中にヒップホップが流れている。
何も知らないくせに未来を演出している。

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