主婦業は一人株式会社

産休・育休に入って、家事・育児にじっくり向き合う様になって改めて感じたことがあります。

主婦業は、一人株式会社状態だな、と。

【家事】・【育児】という2つの言葉の中には、実に膨大な量のタスクが含まれているとともに、その業務内容も多岐に渡ります。

締め切りのあるタスクも多く、常に優先順位と段取りを考えながら行動する状況が毎日繰り返されます。

【主婦業のタスク例】 *掃除、洗濯などの明らかに目に見える家事は除く

  • 食材、日用品の買い出し(必需品が切れる前に前もって発注手配が必要) →総務?

  • 家計の管理、中長期的な資産計画 →財務?

  • 子供の習い事の宿題、習い事の最適化(継続有無などの検討) →人材開発?

  • 家族のスケジュール管理(保育園行事、習い事、家族のお出かけ、両親含めた誕生日の管理・お祝い手配など) →秘書?

  • 食事の献立作成、調理 →社員食堂?

  • 旦那、子供に対するお手伝いのお願い(モチベーションを上げる言い回しが必要) →営業?

私は、結婚前に一人暮らしをしていた際には、最低限の家事(掃除、洗濯)はしていたものの、料理は気が向いた時だけ・基本的には外に飲みに行くのが大好きで、自由気儘に過ごしていたタイプでした。

それが、結婚・出産を経て約8年間の間に、主婦業のマルチタスクを何とかそつなくこなせるまでに成長しています。
紛れもなく、この「一人株式会社」で8年間繰り返し鍛錬をしてきた賜物です。
特に、【ToDoをこなす上で、常に優先順位をつける】【過去の経験に基づいて、より効率の良い方法にアップデートする】【時間的な制約があるものは、予め段取りを考えた上で遂行する】という能力が培われ、家事・育児というフィールド以外(仕事、趣味)でも私の強みになっていると感じています。

  • 毎日断続的に続く主婦業も、漫然とこなすのではなく、効率化とアップデートを目指すことで、自己成長にもつながる

  • 「主婦業」は【妻だから】【母だから】【女性だから】できるタスクではなく、日々の努力の賜物である

とはいえ、「何でこんな自分ばかりが忙しいのか!」と爆発しそうになることもしょっちゅうなので、同僚(=旦那、子供)に仕事をふる・自分以外に任せていく、ということも徐々に習得したいと思っています。


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