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小説 トライアングル

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デビュー前に「小説家になろう」で連載していた小説です。基本的にBLですが、女の子との恋愛、近親恋愛(いずれも行為描写なし)も含みます。商業誌未発表。十数年前に書いたものなので拙い…
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記事一覧

トライアングル19

第十章 二人の夜 2 <side カオル> (注 BL要素多いです) 「いつから?」  トモの口…

すみたに
1日前
2

トライアングル18

第十章 二人の夜 1 <side カオル>  よく眠れなかった。  うとうとしては、浅い眠りか…

すみたに
5日前
4

トライアングル17

第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 3 <side トモ>  午前七時。  起きた…

すみたに
9日前
2

トライアングル16

第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 2 <side カオル>  駅へ向かう終バスは、…

すみたに
2週間前
5

トライアングル15

第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 1<side カオル>  昨夜、家に帰ったら午前…

すみたに
2週間前
6

トライアングル14

第八章 秘密 4<side カオル>  約四十分後。駅前のショッピングモールの大きな仕掛け時計…

すみたに
3週間前
5

トライアングル13

第八章 秘密 3<side カオル> 「カオル、いるの?」  トモの声がして、同時にリビングが明るくなった。帰ってきたトモが電気をつけたのだが、急に目に飛び込んできた照明の明るさが痛くて、僕は目をぎゅっと閉じて、そして返事をした。 「いるよ」 「何だよ、電気もつけないで……」  トモは買い物袋を二つ、テーブルの上に置いた。 「メシ買ってきた。今日遅くなったから」  トモの言い訳を聞きながら、今日がトモの食事当番だったこと、そして坂崎と並んで歩いて行ったトモの後ろ姿を思い

トライアングル12

第八章 秘密 2 <sideカオル>  僕は、イライラしながら、ある人物を待っていた。  ここ…

すみたに
1か月前
3

トライアングル11

第八章 秘密 1 <stdeトモ> 「はあ……」  カオルを見送って玄関のカギを閉めると、俺…

すみたに
1か月前
7

トライアングル10

第七章 その先にあるもの 3  <sideカオル>  ……これはもしかしなくても、デートの誘い…

すみたに
1か月前
4

トライアングル9

第七章 その先にあるもの 2 <sideカオル> 「たーだいま……」  僕が家に帰ると、トモが…

すみたに
1か月前
4

トライアングル8

第七章 その先にあるもの 1 <side カオル>  四月になり、僕たちは高校二年生になった…

すみたに
1か月前
4

トライアングル7

第六章 デイ・ドリーム2 <side カオル>  トモの腕が、僕の背中をぎゅっと抱いた。  悪…

すみたに
1か月前
6

トライアングル 6

第六章 デイ・ドリーム 1 <side トモ>  その家は、昼なお暗く、暖かい陽射しも、人の笑い声も、そこに住まう者が、伸び伸びと呼吸することすらも拒絶するような、そんな家だった。  ごく普通に、家というものが育むはずの、そこに住んでいる人々の息づかいとか、存在の痕跡とか、もっと具体的に言えば、生活の匂いとか足音とか……そんなものさえ感じられない、そこは家という名の、ただの容れ物にすぎなかった。  俺はそこで九歳まで暮らしていた。一緒に住んでいたのは、祖父母と、母と、そし