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第十章 二人の夜 2 <side カオル> (注 BL要素多いです) 「いつから?」 トモの口…
第十章 二人の夜 1 <side カオル> よく眠れなかった。 うとうとしては、浅い眠りか…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 3 <side トモ> 午前七時。 起きた…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 2 <side カオル> 駅へ向かう終バスは、…
第九章 センチメンタルジャーニーと、一人の夜 1<side カオル> 昨夜、家に帰ったら午前…
第八章 秘密 4<side カオル> 約四十分後。駅前のショッピングモールの大きな仕掛け時計…
第八章 秘密 3<side カオル> 「カオル、いるの?」 トモの声がして、同時にリビングが明るくなった。帰ってきたトモが電気をつけたのだが、急に目に飛び込んできた照明の明るさが痛くて、僕は目をぎゅっと閉じて、そして返事をした。 「いるよ」 「何だよ、電気もつけないで……」 トモは買い物袋を二つ、テーブルの上に置いた。 「メシ買ってきた。今日遅くなったから」 トモの言い訳を聞きながら、今日がトモの食事当番だったこと、そして坂崎と並んで歩いて行ったトモの後ろ姿を思い
第八章 秘密 2 <sideカオル> 僕は、イライラしながら、ある人物を待っていた。 ここ…
第八章 秘密 1 <stdeトモ> 「はあ……」 カオルを見送って玄関のカギを閉めると、俺…
第七章 その先にあるもの 3 <sideカオル> ……これはもしかしなくても、デートの誘い…
第七章 その先にあるもの 2 <sideカオル> 「たーだいま……」 僕が家に帰ると、トモが…
第七章 その先にあるもの 1 <side カオル> 四月になり、僕たちは高校二年生になった…
第六章 デイ・ドリーム2 <side カオル> トモの腕が、僕の背中をぎゅっと抱いた。 悪…
第六章 デイ・ドリーム 1 <side トモ> その家は、昼なお暗く、暖かい陽射しも、人の笑い声も、そこに住まう者が、伸び伸びと呼吸することすらも拒絶するような、そんな家だった。 ごく普通に、家というものが育むはずの、そこに住んでいる人々の息づかいとか、存在の痕跡とか、もっと具体的に言えば、生活の匂いとか足音とか……そんなものさえ感じられない、そこは家という名の、ただの容れ物にすぎなかった。 俺はそこで九歳まで暮らしていた。一緒に住んでいたのは、祖父母と、母と、そし