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祖母の背を越して蝉鳴く母国かな

さぁ、そろそろ夏本番が近づいてきました。
まだ僕が住んでいる関東地方で蝉は鳴いていませんが、沖縄や南日本の方ではもう鳴いているようです。

まだ俳句に目覚めてない頃、蝉は勉強の邪魔で鬱陶しいと思っていましたが、俳句が好きになったとたん、蝉も季語の1つなだなと思い、今では蝉のおかげでお気に入りの句が詠めました。
一気に違う話になりますが、そういえばおばあさんやおじいさんって、年とるたびに背が縮んでいく気がしますよね。
父の方の祖母も身長154㎝ぐらいで、僕の中学生の姉は身長は157㎝でした。
姉の方が3㎝背が高かったみたいです。
そう、もうこの文を読んだらわかると思いますが、この句は祖母と姉を句にしたのです。
ある日、僕と姉が庭で収穫できた夏野菜を届けに行ったら、姉を見るなり、
「えぇっ!〇〇ちゃんもうそんなに大きくなったのっ!ばあちゃんの背越してるんじゃないのっ!?」とすごく驚いていた様子。
家に帰って、姉はその出来事を両親に話したら笑っていました。
まぁ、まだ中学生の孫に背を越されたらそりゃ驚くだろう。
そんな話で笑っていたら、外で蝉の声が徐々に聴こえてきました。
「ミーン、ミーンミーンミーン~~~ーーー」と。




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