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勉強方法について~復習が大切~

世の中には様々な勉強方法がありますが、私の主な勉強方法は「復習」です。
どれくらい復習に費やしていたかというと、体感ですが勉強時間の半分以上です。
時間がない時も優先して復習だけは終わらせるようにしていました。
医学部学士編入試験においても、この姿勢で復習をしっかり行った結果、記憶の引き出しの数とそれらの結びつきが増え、合格に至ったと考えています。

本記事では、医学部学士編入試験の勉強において、私が実践した勉強方法、主に復習方法について述べていきます。


0.勉強するからには目標を立てる

「本番で既習の内容が出たら絶対に思い出す」
というのが、私の日々の勉強の目的でした。
R6年度試験では10校の筆記試験を受けましたが、意外と「これ前に勉強したやつだ…」と感じることがありました。

1.復習のペースメーカーを作る

復習を計画的に行うためのペースメーカーとして、「復習帳」という無料アプリを活用しました。

具体的な活用の仕方は、
その日の新しい勉強を始める前に、アプリで確認しながら今日の分の復習をする

新しく学んだ場所をアプリに入力して、復習の予約をする

アプリで復習の予定を確認しながら今後の勉強計画を立てる

このアプリはあくまで復習のチェックリストで、復習する内容まではアプリに入力しないのがポイントです。
例えば、
「KALS 完成 テキスト 6章」
「KALS 基礎 ワークブック 3章前半」
「要項集 免疫 読み直し」
などです。あくまで復習したい「場所」を記しておきます。

アプリの特徴としては、復習する日数(勉強してから何日後)が細かく設定でき、1日ごとの復習リストを作成できます。
ちなみに私は、復習の日数を1, 3, 5, 7, 15, 30, 60日位で設定していました。

以下にリンクを張っておきます。無料です。


2.まとめは作らず付け足す

自作まとめノートについては賛否両論だと思います。
しかし学士編入試験においては、
・試験範囲が不確定
・特に社会人は勉強時間が慢性的に足りない
以上のことから、筆記試験対策においてはまとめノートは作らないほうが断然効率が良いと考えます。

私は要項集を購入していたので、
・関連ページはcf.で参照させる
・問題ページに類題を追加する
・解説ページに書き込み、メモや印刷物を挟む
以上により、生命科学で覚えておきたいことの全てを要項集にまとめました。

要項集を読んだり見たりする復習も学習計画に組み込み、「要項集の146ページを見て!」などという内容で復習帳という前述のアプリに入れました。

以上のように要項集でまとめや復習を行い、試験前は要項集だけをパラパラすれば生命科学の復習ができるようにしました。
参考までに、以下が私の作った要項集まとめの写真です。

要項集にテキストの類題を挟んでいました


また、少し余談ですが、要項集の自炊についても賛否両論だと思います。
しかし私は獣医師国家試験を受けた経験から、要項集のような膨大なまとめは(興味のある方は「北大まとめ」でググってみてください)、電子媒体より紙が絶対にお勧めです。
理由は、厚さのある本をペラペラすることにより、脳内の引き出しを具現化することができ(何ページのあの辺りにあったななど)、記憶効率が大きく向上するからです。

3.付箋は意識的に使う

付箋はよく見かける学習法かもしれません。
しかし、しおりやメモ以外の目的で、つまり計画的な復習目的で付箋を貼っている人は案外少ないのではないでしょうか。

KALSのテキストや単語帳での勉強が進んでくると、もう復習しなくても大丈夫な個所と、まだ復習が必要な個所が分かれてくるはずです。
そこで、勉強の途中ないし終わりに、復習が必要な個所には付箋を貼り、もう復習が必要ない箇所からは付箋を外します。
そうすることで、どのくらい復習が進んでいるのか、どの単元が苦手なのかなど、学習進度を簡単に可視化することができます。

私はカラフルな細いビニール製の付箋を使って、これを行っていました。(上の要項集の写真参照)
前述した復習帳というアプリに、「KALS 基礎 第〇章を復習」などという指示を入れておき、復習日にはテキストの付箋の個所のみ復習しました。

特に成書の単語帳については、ダラダラと学習してしまいがちなところを、付箋を移動させるという動作を挟むことで、メリハリつけながら学習することができます。

4.自作問題集は最小限に

自作まとめは反対派ですが、自作問題集はやり方によっては賛成です。
例えば、
・英語長文に出てきた医療単語や訳しづらい文章などを単語帳アプリに入れる
・別の視点や追加で覚えておきたい内容や類題を問題形式で紙にまとめる
などです。

私はKALSの単語リストを単語帳アプリ WordHolic に入れて、アルファベット順やランダムに入れ替えて覚えていました。
また、山口大学の筆記試験対策として、公衆衛生学と疫学の情報をネットで拾ってきて問題形式で紙に書いて覚えました。
時間の無駄にならないように、作りこみすぎないことがポイントです。

参考までに、英単語帳アプリと自作した問題集の写真を載せておきます。

無料単語帳アプリ「WordHolic」にKALSの単語リストを入れました


山口大学筆記試験対策の一部です。R5年度はいくつか出ました。



私は復習メインで勉強を続けました。

2年目はほとんど勉強時間を確保できませんでしたが(平均すると1日数秒です)、複数の筆記試験に合格することができました。
これは、1年目の復習メインの勉強によって、記憶の引き出しの数とそれらの繋がりが増え、本番で既習事項を思い出すことができたからだと考えています。

参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。


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