グルテン不耐性の外食(気をつけていることなど)

前回は外食で食べられるもの、気をつけているものを書きました。

今回は、外食時に起きる問題、気を遣っていることなどを書こうと思います。

即時アレルギー検査で小麦アレルギーと診断された方はアレルギー表で小麦があればもう絶対に食べないと思いますが、
私のような即時小麦アレルギーが検出されないのに小麦を食べると蕁麻疹がでる
遅延型リーキーガットタイプのグルテン不耐性(と自分で呼んでいる)は
醤油や酢などの小麦を醸造した調味料が食べられます。

そのため小麦のアレルギー表示がほぼない
エスニックカレー屋さんなどの店意外で
外食出来るか出来ないかの鍵になるのがこれです。

アレルギー表示の"小麦"は
グルテンが無い"小麦醸造調味料"なのか"小麦自体"なのか。

世の中のアレルギー表示は"小麦"と書いたら
それが小麦粉を使っていても、醤油だけであっても
同じように小麦は使っているわけだから
小麦と書くわけです。

そうするとチェーン店などでの外食の9割は小麦が入っているという表示になります。

そして工場から送られてきた出来合いのものを基本として作るメニューの場合、
厨房の人であっても本社から渡されるアレルギー表の"小麦"が、小麦粉のことなのか、醤油のことなのかわからない。
説明出来ないわけだから、
お店的には何かあったら困りますから
注文を断るわけです。

これによって何度も食いっぱぐれました。。
家で作ったら絶対小麦は入れない!
というメニューだからと、安心して店に行き、
グルテン不耐性なのでというと理解されないことが多いので、わかりやすく小麦アレルギーですと言ったが最後、
うちでは小麦の入ってないメニューはありません。
何かあったら責任を負えないので申し訳ありませんが諦めてください。と何度も言われました。

車旅のサービスエリアや、時間の関係でここしかないという場所などでの唯一のレストランで誰かと食事をする時、これで断られるとなかなか辛い。
自分はコンビニでいいから1人でレストラン楽しんで〜
とは言いにくいものです。
生野菜とか、ローストポークとか、ソースやドレッシングをかけずに出してもらえるだけでも
助かるんだけどなぁ…

そんなわけで、
だんだんお店の人に注文拒否されないように
こういうチェーン店で融通の効きづらそうな店では
"アレルギー"という言葉を使うことに慎重になるわけです。
単純に材料を聞くだけにとどめておく。
それなら向こうもアレルギーと言われたのに出して責任を取らされるということにはならないので
知っている情報はとりあえず教えてくれます。
その上でこちらが判断するという方法にすることが増えました。
(でも判断を間違って蕁麻疹がでたら嫌だな、でも食べる必要はある、という方への裏技は次の記事で書きます。)

また逆に個人店で、調理されている方自体は料理に小麦粉を入れていなくても、市販のドレッシングや、顆粒ダシなどを使っていて、グルテンが入っていることをご存知なかったり、
出来合いのおかずやデザートを添えている場合の原材料に小麦が入っていることを知らずに
大丈夫です、と言われるパターンもあったので
自分で怪しいな、と思う時は
申し訳ないけれど手を出さない事もあります。

個人店で原材料までしっかりと把握されていて
料理をしてくれる方がきちんと何を使っているか説明してくれる、小麦を使っていないメニューに変更してくれる。そんなお店は安心して入れて嬉しかったです。
しかし大企業ならともかく個人規模のお店の方の身になってみれば、
アレルギー対応というのは本当に大変な事だと思うので
そうして下さるところはとても行きやすいけれど、
だからといってどこもそうするべきとは言えない現状かなと思います。

まず自分で正確に判断する目を養う、自分を守る、選択肢を持つことが出来れば良いと思います。

それにしても今の時代の外食というのは、
ほとんどが何を使ってるか店員の誰も知らないものを
食べてるんだよなぁ…と複雑な気持ちになります。

例えばコンビニおにぎりも材料に"塩飯"と書かれている。
でも"塩飯"には実はいろんな添加物が入っているんですよね。
他にも何かわからない添加物の名前の山。

もはや外で買うもので、
材料がシンプル明朗だとそれだけですごく嬉しくなって買ってしまう。笑
白ご飯、梅、海苔 以上。とか
わーこれは工場生産でなく普通に店の人が作っているな、とか
米粉、ココナッツシュガー、発酵バター、ベーキングパウダー 以上。とか
ありがとう!!!となって、出会えた喜びで購入。

そういう丁寧シンプルに良いものだけを使って作るお店こそが続いて欲しいなぁという思いもあり
購入は応援と、感謝の気持ちの表れということで!
と思って時々楽しんでいます。
(そしてだいたいは本当に美味しい。)

グルテン不耐性になるまでは
自分の身体に入れるものが何から作られているのか
本気で考えることが少なかった。
何を買うにも原材料をよくよく見るようになって初めて、いかに自分の知らない名前の添加物だらけのものを
簡単に手に取っていたか知りました。

だからある意味、私にとって必要な出来事だったのだなと思いました。
自分の身体に感謝して、気遣う事が出来る様に
それの大切な第一歩が、
食べているものを知る、選ぶ。

人生の基本的な学びを与えてもらったなぁと思います。

自炊が多くなったのも、
身体にとってはとても良いこと。

小麦はさておき、
これを機に安心して食べられる食物、お店を見つけられたらとても素敵だし
自炊も、自分に、家族に、友達にも、
優しい手料理を出せるようになったらいいな。

読んで下さりありがとうございました!

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