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読んだ本のこと「QED源氏の神霊」

高田崇史さんの薬剤師×歴史モノミステリ(というくくりでいいのか…?)QEDシリーズ「源氏の神霊」を読みました。

あらすじはこちら


以下、ネタバレありの感想

(深呼吸のち)

ちょま! ちょま! 待って高田先生! なんで!? なんで結婚してないのタタルさんと奈々さんが!!!!!!!なんで!!!!(荒ぶる)

といいますのも、この「源氏の神霊」の冒頭シーン、他の短編で「夫婦」として登場していたシーンになりますので!
夫婦として〜!!!ふ、う、ふ、としてー!!!!いや雅ちゃん(※1)が勝手に夫婦と思っていただけやけど!やけども!ファンとしては!待ってるわけで!

ついに二人の長い春にも終わりがくるのね…なんて感慨深く(2011年に本編完結、現在番外編が刊行中)思っていたのに!
終わらない!

あなたたち、まだデコチューしかしとらんのよ!!!

奈々さんの妹は2回めの結婚をしているというのに!いやその2回めの結婚もいつからだ…出雲か!出雲(※2)のときから待ちに待ったご結婚でしたが!

このままだと、ふたりが赤い霊柩車(※3)みたいになっちゃうよ!

前回、花火見ていい感じやったやないか!

などと荒ぶった他はいつものタタルさん節全開の安心(?)して読めるミステリです。

個人的には源頼政はレッサーパンダ虐殺犯(※4)だと思っていたのですが、なるほどと思える動機が!ネタバレすぎて言えませんが…

歴史とは一筋縄ではいきませんな…

現代での殺人事件、それに複雑に絡む歴史の闇。
ミステリ好きのかたにはもちろん、歴史好きの方にもおすすめできるシリーズです。

続きは来年かな〜
待ち遠しい!!!(進展してくれ…)

※1)別シリーズの主人公、雅ちゃん

↑冒頭だけですがコミカライズされてます。ぜひ。雅ちゃんの可愛さをぜひ。

※2)2009年「QED ~flumen~ 出雲大遷宮」より

※3)二時間サスペンス(山村美紗さん原作)赤い霊柩車シリーズ。1992年から2020年の最新作に至るまでまだ婚約中とのこと。

※4)妖怪「鵺」=古代日本に生息していたレッサーパンダ近種ではないかとの考え方。時代はかなり遡るものの、実際に化石はあるらしい。

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