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バリ島の話 #1 プロローグ
社会人1年目。
経験したことがある人なら誰もが想像つくと思うが
それはそれは追い込まれ、キラキラしたOL生活とはかけ離れた生活を送ることになる。
起きては仕事に行き残業、帰ったら寝るだけの毎日。
生きる意味を考える暇もないくらい働いた。
「海外に行こう」
どこでもいい、とにかく南の島に逃げたい
仲良しの同期と思いつきで話したことがあっという間に形になった。
人生での行くべき場所、行くべきタイミングは最初から計算されてたのか?
とりあえず口に出してはみるものの実現しないことが多い中で、こんなにもとんとん拍子でことが進むものなのか。
インドネシア/バリ島
飛行機に揺られ7時間半。
まさに異国。飛行機を降りた途端感じたことのない蒸し暑さが漂う。もう蒸し風呂。
でもなぜだろう、きまってこういう時は、楽しさとワクワクが勝って何故か暑さを感じない。もはや異国に来たという実感を肌で感じて嬉しさまである。
暑いという感情は日本に置いてきたのか?
なんてことを考えつつお迎えに来てくれたガイドの方と合流
バリらしい柄のアロハシャツを着て出迎えてくれた。
スーツケースをひきながら歩く後ろ姿につられ
いよいよバリへ
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