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奈良女一人旅1

この暑くなり始める時期がどうしても苦手だ
毎年これくらいの時期に病みに病んで
もう1人でどこか遠くに行きたくなる
この病み期と生理前が重なると
鬱なんてもんじゃない

そんな陰鬱とした気分を少しでも晴らすべく
今回向かったのは奈良
女1人真夏の奈良旅スタート!

①東大寺

小学生の時の校外学習で行ったぶりだろうか
せっかくの世界遺産なのに
当時はその凄さや良さがそこまで分からず
大きな大仏がいるくらいの感想で
子供だから仕方なかったと思いつつも
勿体なさを感じた


そんなことを思い出しながら向かう
意外にも直ぐに大仏様は居て
小学生の時より体が成長した今でも
その迫力と感じる大きさは変わらなかった

1周お寺をぐるっと回って出口に向かう
するとお経が聞こえてきた
これは私の勝手なイメージだが
お経はお葬式だったり
ホラー映画のワンシーンで流れてきたり
どこか怖さと寂しさで溢れているようで
あまり好きではなかった
それどころか子供の頃なんて
今思うとバチあたりにも程があるが
早く終わって欲しい、眠いの感想しかなかった

なのに今聞こえてくるお経が心地いい
まるで子守唄のような
心のもやもやがふわっと晴れるような
そんな感覚になった
疲れている心にはお経が沁みるのかなんて
27歳にして新感覚

②春日大社
次は人生初春日大社へ
たくさんの灯篭が並ぶ参道を歩く
ちょくちょく姿を見せる鹿がなんとも愛らしい
不意にもののけ姫のワンシーンと見紛う程の
神秘的空間を作り出すような瞬間も目にする

きっと鹿的にはご飯をくれそうな人間を
品定めしているだけだと思うが
そんなことでさえ神秘的に映るものだから
素晴らしい

参道を進むと現れる春日大社

本当は若宮十五社めぐりなど
たっぷり堪能したかったものの
普段引きこもりの私にとって
この時期の暑さには根負けし
今回は御本社だけお参りさせていただいた

中に入ると少し空気が変わる
たくさんの灯篭と木々
社の朱色がなんとも綺麗でうっとりする

中でも私が感動したのは
重要文化財にも指定されている藤浪之屋
暗闇の中に光る灯篭はなんとも幻想的
異世界のようで1人だと少し怖さを感じるほど

写真を見ると明るそうだが実際は足元がかすかに見えるほど真っ暗
怖さを感じたのも束の間
自分の心と自然に向き合わせてくれるような
空間に灯る灯篭が一周して帰ってくる頃には
心地よく感じた

やっぱり世界遺産は凄かった
さてここまでで13時
また次回

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